お知らせ
新企画「三人寄れば文殊の知恵の和」を始めます。
「三人寄れば文殊の知恵の和」
考える場作りで、現状を変えていくために、新企画「三人寄れば文殊の知恵の和」を始めます。
【背景】
今年一年を振り返って、自ら「考える」ということがいかに大事かということを痛感しました。
今や正解がない時代。自ら考え、実行し、その結果を踏まえて、また考える。このプロセスを踏まない限り、現状は打破できません。
しかし、一日の生活を振り返ってみると、仕事をしている間も、真剣に「考える」時間は意外に少ないです。
過去の事例や経験を参考にしたり、本を参照したりして考えている振りをしていることは多くても、ゼロベースで「ない答えを自ら考え抜く」ことはあまりやっていません。
「考える」ということは面倒くさいし、効率性を追求する時代にあっては、「考えずにとにかく行動しろ」ということがとかく推奨されます。
けれども、AIが発達して、今まで人がデータを基に導かれる結論を「考える」と見えるようなプロセスは、「考える」という範疇から除外されつつあります。
つまり、これからの時代、自分が主体的に問いを立て、自分の頭で考えるという習慣がないと、新たな価値を生み出せないように感じるのです。
一方で、会社にせよ、学校にせよ、最初から決められた正解があって、それを考える時間は多少あるかもしれません。しかし、正解がないものをゼロから「考える」という場は圧倒的に少ないのが現状です。
そこで、微力ですが、一人ひとりが考える場を何かしら弊社でご提供できればと思い、この企画を練りました。
【内容】
専用のFacebookグループページ内で
弊社から問いを投稿する
↓
参加メンバーが、その問題について自分で考える
↓
考えた内容をコメント欄に書く
という、すごくシンプルなものです。
考えるポイントは2つ。
1.1つ目は、問題のポイントや本質を考える。
2.2つ目は、1で考えたことを自分の仕事や生活に結びつけて活かすにはどうすればよいかを考える。
(参考事例)
問い:「なぜ『犬神家の一族』は何回もリメイクされるのか?」
[補足説明]
先日もテレビで「犬神家の一族」が放送されていました。同じ横溝正史の作品の中でも、「犬神家の一族」は映画やテレビで何回もリメイクされています。その理由や本質的なポイントを追究することで、何かしら自分のビジネスに活かせることはないかという視点で、この問いを立てました。
答えA:
1.白いマスクの男が出てきて、皆の興味を引くから。
2.次回、新商品を販売する際に、白いマスクをかぶって宣伝する。
[補足説明]
「犬神家の一族」では事件の鍵を握る犬神佐清が白いマスクをかぶって登場することで、ミステリーファンの心を揺さぶります。その白いマスクがポイントと考えれば、それをそのまま真似することで、今までとは違った効果が生まれるかもしれません。
答えB:
1.白いマスクの男が出てきて、皆の興味を引くから。
↓
正体がよく分からないものがあると、人はその謎を知りたくなる。
2.次回、新商品を販売する際に、最初はデザインを見せずに宣伝する。
[補足説明]
これは答えAと着目点は同じですが、さらに一歩踏み込んで、より抽象度の高い要素にアプローチしています。
その結果、同じ新商品の販売への応用という場面でも、違った方法を考えついています。
なお、答えAがダメで、答えBが良いということではありません。また、そもそも「白いマスク」がポイントかどうかということ自体、正解でも、不正解でもありません。
ある問いを自分なりに深掘りして、自分として活かすにはどうすれば良いのかを考えるということが大事です。
【参加条件】
以下の三大原則にご賛同いただけることが参加条件です。
1.自由参加
問題が出されても、必ずコメントを書くという義務はありません。
積極的に考えてコメントするのも自由ですし、自分でコメントは書かずに、他のメンバーが書かれたコメントを読むだけでもOK。自分として考える場として自由に活用していただければと思います。
2.自己中禁止
出される問題を、どう考えるかについて、正解はありません。
中には、他のメンバーの考え方が「それはおかしい」とか、「間違っている」と感じることがあるかもしれません。けれども、自分の考え方を他者に強要することは、考える場の行動としてはふさわしくないので、人の考え方を否定したり、批判することは禁止します。
3.自己責任
グループ内で出てきた考え方やアイデアを参考にして、仕事や日々の生活の中で大いに実践してほしいと考えています。
ただし、そこから生れる結果はあくまで自己責任。参考にしたアイデアや方法で上手くいったことは、ぜひ個別に報告してほしいと思いますが、仮に上手くいかなかったとしても、それはすべて自分のせいとして受け止めてください。
職種や仕事内容は問いません。経営者であっても、サラリーマンであっても、たとえ仕事をされていなくても、「考える場作りで、現状を変えていく」という目的に共感し、三大原則を守っていただける方なら、どなたでも歓迎します。
【お問い合わせ】
新企画「三人寄れば文殊の知恵の和」については、現在弊社のメルマガ読者様向けに先行して、ご案内しております。
ご興味のある方は「こちら」をクリックして、お問い合わせください。個別に参加方法をお知らせ致します。