成功する業務提携は「高い出発点」から始まる！その理由と具体策（第564話）

業務提携では相手側の確認や合意が必要となるため、決断が遅れて温度差が生じ、プロジェクトが停滞するケースあり。だからこそ、最初から「高い」意識や目標を共有できる相手との提携が鍵となる。

業務提携を考える経営者にとって、その出発点をどこに置くかは極めて重要です。これまでに何らかの形で一緒に仕事をしている方々との出会いの場を振り返ってみると、以下のような場所が挙げられます。

・同じ職場

・以前のお取引先

・セミナー

・異業種交流会

・起業家向け勉強会

これらの場がいずれも業務提携に繋がったかどうかは別として、共通点があります。それは「高い」という要素が関わっているということです。

「高い」が意味するもの

「高い」と言っても、その意味するところは一つではありません。例えば以下のようなものがあります：

・仕事に対する意識が高い

・年収や役職が高い

・要求される成果や水準が高い

特に、セミナーや異業種交流会の場合、参加費の高さが関係していることも多々あります。無料や低価格のセミナーよりも、参加費が高額なセミナーで出会った方々との関係の方が長続きしやすいのです。

値段の高い場が持つ力

例えば、参加費が3,000円のセミナーは比較的気軽に参加できますが、300,000円のセミナーになると躊躇する方が増えます。しかし、そこに参加する人々は、以下のような特性を持っています。

1.お金に余裕がある

ビジネス上でより高価値な商品やサービスを提供し、それを受け入れる顧客層を持っている可能性が高い。

2.決断力がある

高額な費用を払うことは、一種の決断力を示しています。

中には「借金して参加費を工面しました」という方もいます。これが示しているのは、お金そのものの有無ではなく、意思決定の速さと覚悟です。業務提携においても、この決断力は極めて重要な要素となります。

決断力と業務提携の成否

業務提携を進めるには、大小さまざまな決断が求められます。しかし、1社だけで決断する場合と異なり、2社間では相手側の確認や合意が必要となり、決断が遅れることが少なくありません。この結果、知らず知らずのうちに温度差が生じ、プロジェクトが停滞するケースもあります。

だからこそ、最初から「高い」意識や目標を共有できる相手との提携が鍵となります。

高い場所、高い人との出会いが未来を拓く

業務提携の意義は、お互いの価値を高め合うところにあります。そのためには、スタート時点での基準が重要です。

・レベルが高い人

・問題意識が高い人

・目標が高い人

これら「高い」要素を持つ人々と出会える場は、しばしば値段が高いセミナーや異業種交流会です。そのような場では、経営者同士が共通の価値観や目標を持ち、より深い信頼関係を築きやすくなります。

高い基準がもたらすメリット

さらに、最初から基準を高く設定することで、以下のようなメリットが得られます。

1.成長のスピードが速い

高い基準を持つ相手との提携は、より早く目標達成に近づける可能性があります。

2.信頼の深さ

共通の高い目標を持つことで、相互理解と信頼が深まります。

3.収益性の向上

高い価値観を共有する相手とのビジネスは、長期的に見て収益性が高くなる傾向があります。

結論

業務提携を成功させるには、「高い」を意識することが大切です。値段が高いセミナーや交流会、意識が高い人々とのネットワークを通じて、同じ高みを目指せるパートナーを見つけることが、最終的には最短の成功ルートとなります。

経営者として、自社の成長を考えるのであれば、ぜひ「高い」をキーワードに行動してみてください。その先に、思いがけない成果が待っていることでしょう。

★関連する記事は

　↓　　↓　　↓
自分の当たり前を超えて発想を転換し、もっと上のステージを目指す

もっと上のステージを目指すなら、「自分の常識を超えて柔軟に考える」「自分の当たり前を超えて発想の転換をする」ことが必要。