知恵の和ノート
根本的な体質改善に取り組む人はたったの2割(第517話)
一度切りの人生であれば、当面の痛みを回避して良しとするのではなく、痛みの根本原因と向き合って体質改善する。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
毎月身体のメンテナンスのために通っている整体の先生。
ホームページもないし、広告も出していませんが、主にお客様からの紹介で売上を上げておられます。
先週お伺いした際、「患者さんに共通することはありますか?」と質問したところ、「病院や接骨院等に行っても、なかなか痛みが取れないので、紹介された人がほとんど」というご回答でした。
実は私も以前は時々ギックリ腰になっていて、近所の整体院に通っていました。
けれども、やはり時々腰が痛くなるので、あるクライアントさんから「だったらS先生に一度相談してみたら」と言われて紹介してもらったのです。
S先生は初診の際、「施術で痛みを和らげてくれる」だけでなく、「痛みの元となる要因」を教えてくれます。
ちなみに、患者さんの中には病院で「この痛みは一生取れません」と言われたにも関わらず、S先生の所に通い始めた結果、長年の痛みが取れた人もおられます。
私の場合は、背中を反り気味だったので、腰に余計な緊張を強いていたことがギックリ腰になる要因でした。
初診の最後にS先生がおっしゃったのは
「これからどうされますか?」
S先生によると、腰痛や肩痛で来られる患者さんは
- 痛みが取れたらOKとする人
- 根本的な体質改善に取り組む人
の2つに分かれるが、痛みの根本原因が分かっても後者の
- 根本的な体質改善に取り組む人
は全体の2割ほどだそうです。
私はS先生の最初の説明にすごく合点がいったので、「これからどうされますか?」と聞かれた際に、「引き続きよろしくお願いします」と即答して、それ以来15年以上お世話になっています。
姿勢や重心の掛け方など、子供の頃からずっと続けていたものを1回注意されたからといって、すぐに直るものではありません。そして、間違った姿勢を直す過程においては再び痛みを伴うことがあります。
このため、S先生は「これからどうされますか?」と必ず患者さんに確認し、けっして無理強いはしないのです。
今まで続けてきた習慣や考え方を大人になってから改めるのは簡単ではありません。
そして、その習慣や考え方が本来の自分の姿と違っていた場合に「痛み」となって現れます。
それが身体の関係することであれば、肩や腰が痛くなったりしますし、仕事に関することであれば、売上が減ったりトラブルが起きたりします。
その際
- 当面の痛みを回避できれば良しとする
のか
- 痛みの根本原因と向き合って対応する
のかは、その人の価値判断によります。
私の場合は、一度切りの人生なので、自分自身も
- 痛みの根本原因と向き合って対応する
のを心掛けていますが、クライアントさんにも
「痛みの根本原因と向き合って対応してほしい」
と思いながら日々仕事をしています。
S先生とはやっている仕事は全然違います。また、S先生の場合は患者さんの自主性を尊重されて、根本的な体質改善に取り組むことを相手に強要することはありません。
毎回の施術の時間は約30分ですが、身体もリフレッシュされるだけでなく、先生との会話を通していろいろな気づきがあります。
これが最近はギックリ腰はほとんど発症しなくなっても15年以上通い続けている理由かもしれません。
なお、「仕事でいろいろと試したけれど、思ったほどの結果が得られないのでなんとかしたい」とお考えであれば、「こちら」をご覧ください。
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少数派である2割の「痛みの根本原因と向き合って対応する」方向けの内容ですが、「人の行く裏に道あり花の山」です。
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