知恵の和ノート
情報発信では内容に加えて場所の見極めがポイント(第490話)
情報発信では内容はもちろん、そのツールを見込み客が使っているかという場所もポイント。自社の価値がもっとも伝わりやすい場所の選定次第で結果も大きく変わる。
毎日SNSで情報発信していても
・売上につながっている人
・売上につながっていない人
に分かれます。
もちろん、「どのような情報を発信しているか」によって、その違いが生まれます。
一方で、「見込み客になる人がそのSNSを使っているかどうか」によっても、結果は大きく変わってきます。
つまり、情報発信する「場所」も大事ということ。
魚のいない池で釣りをしても釣れないように見込み客になる人がいない場所でいくら有益な情報を発信しても、その人には届きません。
私は勢いのまま起業してしまったので(汗)、SNSの使い方などは起業してから学びました。
Twitter、アメブロ、Facebook、LinkedIn etc.
先生に教えてもらったものもあれば、知人の経営者から「これやった方が良いよ」と言われて始めたものもあります。
しかしながら、途中で気がついたのは「自社のお客様になってくれる人はあまりSNSを使っていないなぁ」ということ。
つまり、私の場合で言えば
SNSで情報発信する
↓
売上に直結する訳ではない
のです。
一方で、これらのSNSを教える専門家の中には「Facebookをやれば、売上が2倍になります!」といったことを教える人もいます。
さすがに、最近では「1日10投稿しましょう」といった的外れのアドバイスは減っています。
しかしながら、事実としては「Facebookをやって売上が2倍になる」人もいれば、「Facebookをやっても売上が伸びない」人もいるということです。
たまに「SNSで売上を増やしたいので、アドバイスして欲しい」といったご相談があります。
その際、「なぜ、SNSで売上を増やしたいのか?」について質問すると、「A社では毎回Twitterで集客している」といったように他社の成功事例に影響されていたり、「B社ではYouTubeの動画1本で500万円の売上を上げている」といった、楽そうな事例に心が動かされたりといったことがあります。
そこで、どのようなお客さまが対象で、どのような商品を売っているかをお伺いした上で「売上を上げるのに本当にそのSNSは必要ですか?」と深掘りしていくと、「必ずしもそのSNSでなくても良いかも」となるケースがあります。
売上を上げるには
- どのような人(または会社)にお客様になってほしいのか?
- そのお客様にどうなってほしいのか?
- そのために自分(または当社)として何ができるのか?
- 自分(または当社)のできることをどうやったら上手く伝えられるのか?
をハッキリさせることが大切。
そして、4の「どう伝えるか」の点で有効であればSNSを使えば良いし、「あまり効果がないなぁ」と感じたら、専門家のアドバイスや他社の成功事例に惑わされずに「ウチの場合はやっぱりDM(ダイレクトメール)を送る」のが良いという判断があってもOKな訳です。
この点、真面目な人ほど「他の人は成果が出ているのに、成果が出ていないのは自分の努力が足りないからだ」とさらに細かいノウハウを勉強したり、「Twitterはもう古いので、これからはInstagramだ」と別のツールを始めたりします。
しかしながら、ツールはあくまでもツール。
特に無料で使えるものはたいへん便利ですが、運営者の都合で方針が変わったり、仕様やアルゴリズムが突然変更になったりするので、常に情報をアップデートすることが求められます。
一見遠回りのようですが、
- どのような人(または会社)にお客様になってほしいのか?
- そのお客様にどうなってほしいのか?
- そのために自分(または当社)として何ができるのか?
- 自分(または当社)のできることをどうやったら上手く伝えられるのか?
をしっかり押さえた上で、どこで情報発信すれば効果的かを見極めましょう。
なお、SNSを使って発信しているが、成果が感じられずに不安を感じたり、「情報発信を続けていく意欲が落ちているなぁ」と思っておられたら、一度「こちら」をご覧ください。
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