知恵の和ノート
時の力も借りながら、問題と向き合うことが大切(第469話)
原因が特定できれば問題は解決できるので、問題から目を背けず、問題と向き合い続けよう。
原因が特定できれば、問題はいつか解決できる。
仕事をする上で、常に意識していることです。
何が原因で問題が起きているのかがハッキリしない時、目の前の問題に対応しても、また、似たような問題が発生する恐れがあります。
一方、問題の根底にある原因が特定できたら、すぐに対応するのが難しくても、その原因としっかり向き合っていれば、いつかはその問題を解決することができます。
その際、時間が問題を解決してくれることもあります。
実は先日仕事で使っているノートPCの内臓カメラが突然使用できなくなりました。以前も一度同じような現象があったのですが、その際はOSを最新のものにバージョンアップすることで解決できました。
しかしながら、今回は
・電源をいったんOFFにして再起動する
・OSをバージョンアップする
・OSをもう一度入れ直す
など、いろいろとやってみましたが、カメラが作動しません。
カスタマーセンターで教えてもらった方法で調査したところ
・ハードウェアに問題はない
・ただ、何らかの要因で内部カメラを認識しない
という状況だと分かりました。
ハードウェアが故障している場合は修理してもらうしか方法はありません。ただ、ハードウェアには問題がないことが分かったので、どうしようかと迷いました。
取りあえず、手元にあった外付けのカメラを接続して試したところ、無事作動することが判明しました。そこで、オンラインでの打ち合わせを行う際にはその代替方法で対処することにしました。
この時点では
・真の原因は特定できない
・代替策として次善の対応策はある
ことから、当面はそれで対応することにしたのです。
そして、それから1週間ほど経った時、なにか特別なことをした訳ではないのに突然内部カメラが作動し始めたのです。
まさに「時が解決してくれた」という感じでしょうか。
今回のケースでは、不具合が起きた真の原因が特定できていません。このため、また同じような不具合が起こる可能性はあります。
しかしながら、
・ハードウェアに問題がないことは確認できた
という意味で、原因はある程度絞れていたし
・外付けのカメラの作動は問題ない
ことから、当面の仕事に支障はないことが分かったので、「問題は認識しつつもやり過ごしていた」という感じでしょうか。
時間は有限。問題の原因がある程度特定できたら
・それを徹底的に追求して問題を解決する
・問題は意識しつつもやり過ごす
かのいずれを選ぶかは対象となる問題の重要性によります。
いずれにせよ、問題から逃げずに、必ず問題を解決したいという思いがあれば、その問題は必ず解決できると私は信じています。
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