知恵の和ノート
赤字会社の立て直し成功の背景に役割を全うする覚悟あり(第465話)
必要とされることを自分の中でやりたいことに転換できれば、ビジネスを着実に飛躍させることができる。
やりたいことより 必要とされることをやる。
先日テレビで放送されていたタレント紗栄子さんのルールの一つです。
ダルビッシュ投手の元奥さんというぐらいの認識しかなかったのですが、モデル業の他、牧場の経営者としてもご活躍されていることを知りました。
赤字だった牧場を引継いで黒字化に成功。
最初は牧場について素人の紗栄子さんに対し「どうせ客寄せパンダでしょ」という冷ややかな目もあったようです。
しかしながら、「やりたいことより 必要とされることをやる」というルールに基づいて、自分の持っているリソースをフルに活用。牧場経営でも成果を出されたという訳です。
本日は起業する方向けの勉強会で「4つの立ち位置」にお話しさせていただくのですが
・本人が好きな立ち位置
・本人が求められる立ち位置
は必ずしも一致するとは限りません。
周囲が自分に対して客寄せパンダ的な役割を期待していると分かった時
- 嫌だからやらない
- 嫌だけれどやる
という二つの選択肢があります。
しかしながら、第三の選択肢として
- たとえ嫌であっても喜んでやる
という道があります。
仕事は自分以外の人に何かしらの価値を提供しない限り、続けていけません。
理想は「自分のやりたいこと=他者からも必要とされること」です。一方で、自分のやりたいことが他者から必要とされているかどうかすぐに分からない時もあります。
その際、「他者から必要とされることで自分がストレスなくできることはあるか」という視点で捉え直すと、仕事の範囲は広がります。
ポイントは「ストレスなく」という点。
なぜなら、何かしらモヤモヤする状況が続いていたら、けっして長く続けることはできないからです。
「嫌でも喜んでやる」というのはなかなか難しいかもしれません。しかしながら、「あまりストレスなく取り組める」ということであれば、対象は複数あるはずです。
先日クライアントさんと話をしている際、「最近の若い人は自分の好きな仕事でないとすぐに転職してしまう」という話題になりました。
お金に対する執着は少なくても、自分の好きか嫌いかについては昔以上にこだわる人が増えている模様です。
自分が「これをやりたい」という明確な対象があるなら、自分の好きに徹底的にこだわるのもありです。
しかしながら、趣味と違って仕事の場合は「やりたい仕事で提供できる価値は何か」を本人が言葉として自覚していない限り、やがて大きな壁にぶつかります。
必要とされることを自分の中でやりたいことに転換できるのが、ビジネスを着実に飛躍させる秘訣かもしれません。
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