知恵の和ノート
既に一生懸命頑張っている人が知っておいた方が良いことは?(第451話)
「何をやっても上手くいっている人」と「何をやっても上手くいかない人」の違いを生む最大の要因は、表で努力しているか、裏で努力しているかです。
- 何をやっても上手くいっている人
- 何をやっても上手くいかない人
この両者の違いを生む最大の要因は何でしょうか。
もちろん、上手くいっているか、上手くいっていないかという定義は人によって違います。年商10億円で上手くいっていると考える人もいれば、年商100億円を達成していても上手くいっていないと捉える人もいます。
そこで、ここでは
- 上手くいっている=本人も満足し、他者からも評価されている
- 上手くいっていない=本人も満足していないし、他者からも評価されていない
と定義します。
上手くいっていない人の場合、さぼっていたり、自分の儲けばかり考えていたりしたら、上手くいかないのは当たり前です。
けれども、弊社にご相談に来られる中には
・日々一生懸命に仕事に取り組んでいる
・新しい知識やノウハウも貪欲に学んでいる
・お客様にどうやったら役に立つかを考えて行動している
にも関わらず、なかなか上手くいかない人がおられます。
もちろん、ある程度仕事をしていると、「何をやってもまったく上手くいかない」という人は稀です。
このため、何をしたら良いか迷っている人に対して、多くのコンサルタントは
過去に上手くいった事例を分析する
↓
そこから成功要因を見つけて、それを活かす
ことを提案します。
このようなアドバイスを受けて上手くいく場合ももちろんあります。
しかしながら、多くのケースではその分析の深掘りが甘いために、
一時的には上手くいっても、また元に戻る
↓
別の方法を探す
↓
また上手くいかない
↓
何をやっても上手くいかない
という負のスパイラルに陥ることがあります。
冒頭の問いである
・何をやっても上手くいっている人
・何をやっても上手くいかない人
この両者の違いを生む最大の要因は何でしょうかに対する私の答えは
- 何をやっても上手くいっている人=表で努力して行動している人
- 何をやっても上手くいかない人=裏で努力して行動している人
です。
ここでいう表と裏とは
表=自分の力を自然体で発揮できる姿
裏=自分の力をあまり発揮できていない姿
です。
表裏一体であり、生きてからずっと表で生きてきた人や逆にずっと裏で生きてきた人はいません。このため、何をやっても上手くいかないといっても実際には上手くいっているケースもあります。
けれども、裏で頑張っている場合、どうしても負のスパイラルに陥る危険性があります。
そして、本来であれば、上手くいっていることでも、自分の中で「上手くいっていない」と解釈して自分を追い込み、「何をやっても上手くいかない」と思い込んでしまうのです。
同じような能力や実力があっても表で努力するのか、裏で努力するのかによって結果は大きく変わります。
1.01の法則,0.99の法則というのをご存知でしょうか?
1.01の365乗=37.8
0.99の365乗= 0.03
であることを踏まえ、毎日1%でも努力するか1%さぼるかで、1年後には約1,260倍の違いとなるというもの。
ここから、毎日ちょっとずつでも頑張りましょうという教訓が生まれます。
けれども、既に頑張っている人に「だからもっと頑張りましょう」とアドバイスしても、「もう十分に頑張っているのに」と反発されたり、「さらに努力が足りないのか」とその人を追い込んだりする可能性があります。
そこで、私がお伝えしたいのは「努力の背景にある人の本質と努力の質の問題」です。
つまり、
1%頑張る=表で頑張る
1%さぼる=裏で頑張る
と考えた場合、同じように頑張っても、1年後には1,260倍の違いになる可能性があるということです。
この法則は計算を単純化するため、頑張る場合もさぼる場合も同じ1%で計算しています。
けれども、表で頑張っている場合は、自分も楽しく、他者からも認められるので、日によっては、1%の努力でなく5%、10%の努力につながります。
一方、裏で頑張っている場合は自分自身もモヤモヤし、頑張っている割にはあまり評価されないので、「まぁ、これぐらいでいいかぁ」と手を抜く方向に進む恐れがあります。
したがって、1年後の両者の差は1,260倍にとどまらないかもしれません。
今回書いた「『心意気』から始める経営改革のススメ」。
この本を通して、お伝えしたかったことの一つが自分を突き動かす原動力である心意気が分かれば
表=自分の力を自然体で発揮できる姿
裏=自分の力をあまり発揮できていない姿
がハッキリするということです。
弊社のクライアントさんには不真面目な人は一人もいません。
最初にご相談いただいた段階で
・単にやることをやってないだけ
・やるべきことを今後もやるつもりはない
とこちらで判断した場合は、お断りしているからです。
一方で、毎日一生懸命努力を重ねているのになぜかご本人が満足するような結果が出てない場合は「もしかしたら、裏で頑張っておられるのかもしれない」という仮説を立てて、ご支援させていただいております。
自分で表と裏の姿を言葉として意識できたら
・表の場合→アクセルを踏む
・裏の場合→いったん停止して、どうするかを思考の力で考える
ことで、上振れはあっても、大きく下振れすることは確実に減らすことができます。
自分の心意気が分かったクライアントさんが異口同音におっしゃるのは「楽になりました!」
自分が下振れする要因が分かれば、努力の質も変わってきます。
今年も残り2ヵ月強。
2023年を今年よりもさらに飛躍の年にするべく「1%頑張る=表で頑張る」を実現したい方はまずは「心意気セッション(トライアル)」(1回90分、33,000円)をお試しいただければと思います。
なお、2020年10月中に「心意気セッション(トライアル)」にお申込みいただいた方には全員に拙著「『心意気』から始める経営改革のススメ」(2,420円)をプレゼントさせていただきます。
現在Amazonで予約販売中ですが、既に予約申し込みをされた方は「心意気セッション(トライアル)」終了後に書籍代をキャッシュバックさせていただきます。ぜひ、この機会をご利用いただければ嬉しく思います。
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