知恵の和ノート
「鬼滅の刃」の原作本は仕事に使えると確信しました(第436話)
あれもこれもと手を出して知識を増やすより、一つのことを深掘りすることの方がかえって効果あり。
テレビや映画で大ヒットになった「鬼滅の刃」。
今月初め、原作の漫画全23巻を買って一気に読みました。
そして、感じたのは「これは仕事に使えるかも!」です。
ヒットしたものには必ず理由があります。
・性能が良い
・デザインが格好良い
・作った人が有名
・広告宣伝が上手い
・マスコミに取り上げられた etc.
鬼滅の刃については、大ヒットの要因に関して既にいろいろな分析がなされているので、あえてここでは書きません。
ただ、原作を読んで改めて感じたのは「優れた原作があってこその大ヒットである」ということです。
原作が漫画というアニメやドラマはたくさんあります。そして、原作のファンがテレビや映画を見るという流れがあります。
私の場合は、逆に「アニメ→原作」というパターンだったのですが、アニメは原作をほぼ忠実に再現していることが分かりました。
普段あまり漫画を読まないのに、久しぶりに本としての漫画を買おうと思ったのはなぜか?
自問自答して出てきた答えは「何か自分の足りないものが見つかるのではないか?」と思ったからです。
商品であれ、テレビであれ、「ヒットしたものは少なからず人の心を動かした」からです。
そして、私の場合も
感情:テレビで見て感動した
↓
思考:原作を読んでみたい
↓
行動:漫画を大人買いした
です。
人によって感情が動くポイントが違います。
このため、同じ漫画を読んでも
・好きな登場人物
・印象に残ったセリフ
・参考にしたいと思ったこと
は異なります。
また、仮に同じ登場人物が好きであっても好きな理由はそれぞれです。
そこで、思ったのは「『鬼滅の刃』を題材に使って研修ができないか」です。
東京大学への合格者を多数輩出する灘校で、「教科書を使わずに小説『銀の匙』を3年間使って国語の授業を行う」という話を以前読んだことがあります。
いろいろなことに手を出すより、優れた小説を深掘りすることで、より深い学びがあるという感じでしょうか。
今回漫画を一気読みして感じたのは「ここには人が仕事をする上で必要な要素がたくさん詰まっている」ということ。
内容の薄いビジネス本を何冊も読むくらいなら、「鬼滅の刃」を何回も繰り返し読んだ方がよほど学びが多いと本気で思っています。そして、これを一つの教材として人材育成や採用に関する研修を作れば、面白いかもと想像しています。
ちなみに、お蔭様で私は自分に足りないものを見つけることができました!
そして、自分にとって意味のあることは、きっと誰かの役に立ちます。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。