知恵の和ノート
学んだノウハウや身につけたスキルが効果を発揮しない時の処方箋 (第433話)
知識、ノウハウやスキルがアプリなら、心意気はOS。身につけたスキル等が効果を発揮しない時は新たなスキルを学ぶ前に自分の心意気に沿っているかどうかを検証する。
私がメインで使っているパソコンのOSはWindows10.
最近パソコンを立ち上げるたびにWindows11への移行を勧めてきます。
一方、先日取締役が使うパソコンを買い換えたのですが、そのOSはWindows11.
今のところ大きな問題はないのですが、画像編集用でよく使っているアプリの一つがまだWindows11に対応していません。このため、取締役はそのアプリを使う時だけ立ち上げが遅い旧パソコン(OSはWindows10)を使っています。
アプリは普段から使うので、いつも意識せざるを得ません。
特に最近のアプリはすぐ仕様が変わったりするので、「あれ、あのボタンってどこに行ったの?」と戸惑うこともしばしばです。
一方、普段はあまり意識しないのがOS。
けれども
・サポートが終了する
・アップデートで一部のアプリが動かなくなる
といった際には意識せざるを得ません。
バグを直したり、セキュリティを強化するために日々アップデートしているOSですが、私のようにシステムに詳しくない者にとっては大きな謎に包まれています。
さて、弊社では、クライアントさんを突き動かす原動力である心意気を言語化していますが、
- 心意気:OS
- 知識・ノウハウ・スキル:アプリ
せっかく知識やスキルを豊富に持っていても、OSの部分である心意気の部分がはっきりしないと宝の持ち腐れになります。
アプリに相当するノウハウが上手く効果が発揮しない時、OSに相当する
心意気を言語化する
↓
思考の癖を踏まえた上で捉え方を変える
↓
学んだノウハウが効果を発揮する
ことがあります。
この点、勉強熱心な方は
Aというノウハウが効果を発揮しない
↓
別のBというノウハウを学ぶ
↓
Bというノウハウが効果を発揮しない
↓
別のCというノウハウを学ぶ
↓
というループに陥る恐れがあります。
流行りのノウハウやメソッドを学ぶこと自体はけっして悪いことではありません。
ただ、今流行っているコンセプトも、昔から言われたことをいま風に焼き直しただけということも少なくありません。
私の周囲で成功されている人は「自分にとって必要なメソッドは無名でも徹底的に使いこなす」一方で、「皆がやっているという理由だけなら有名なメソッドは全く使わない」方が多いです。
アプリが正しく動作してパフォーマンスを発揮するのもOS次第。
もし、講座やセミナーに申し込んで300万円以上投資してきたのに、期待していたほど結果が出なかったというご経験があるなら、問題は講座やセミナーの内容ではない可能性があります。
学んだ知識や身につけたノウハウが上手く作動しない時はOSである心意気に遡って検証しましょう。
きっと解決への道筋が見えてきます。
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