知恵の和ノート
PR設計を最初にしっかり行うことで得られる3つのメリット(第430話)
PRでは過去の取材実績が選ばれる際の大きな要因になることを踏まえ、最初の実績を作るためにもPR設計がポイントになる。
最近は講演やセミナーもオンラインで参加することが多いのですが、よくよく観察すると、同じ人が何回も講師を務めていることに気づきます。
先日もある経営者のお話を聞く機会がありましたが、やはり、日本政府をはじめ、いろいろな会社や団体からお声のかかっている方でした。
主催する側からすると
・今まで講演した実績のある人
・はじめて講演する人
の二人がいた場合、やはり実績のある人を選びます。
既に他の講演会でも高い評価を得ている人であれば、「まぁ、間違いないだろう」という判断ができます。一方で、未経験者の場合、もしかすると、とても面白いお話を聞けて、高評価を得られる可能性もありますが、その逆もあり得ます。
このため、主催者はよりリスクの低い実績のある人を選ぶ傾向にあります。
いま弊社で力を入れているPR(広報)においても
一度テレビや雑誌で取材される
↓
また、別のテレビや雑誌で取材される
ことがよくあります。
メディアの人も「一度メディアに出たことのある会社であれば、まずは安心である」という心理が働くため、
・取材される会社は何回も取材される
のに対して
・取材されない会社はなかなか取材されない
ことが往々にして起こります。
もちろん、何回も取材されるためには
・プレスリリースで書いた内容がその後も実践されている
・引き続き社会的意義のある仕事をしている
・売上も安定して推移している
といった条件をクリアする必要があります。
しかしながら、一度もメディアに出たことのない会社からすれば「まずは兎にも角にもメディアに出たい」と考えておられるのではないでしょうか。
ただ、会社経営の観点から言えばスポット的にメディアに取材されても、会社の売上に繋がらなければ意味がありません。
したがって、私はPR活動の真の目的は「メディアに取材されることを意識しながら、会社や商品の価値を見直して、日頃の仕事に活かすことで、会社の品質を上げること」であると考えています。
あのAmazon社も同じように考えて、新商品のプレスリリースを通常業務の一つに取り込んでいます。
そして、PR活動を会社の品質向上につなげるために大切になるのが「PR設計」です。
目先の売上を上げるためであれば、お金はかかりますが、広報ではなく、広告に力を入れた方が効果があります。
けれども、会社や商品の見せ方を変えることで、より長期的に安定した売上につなげたいとお考えであればPR活動は会社の経営改革にも役に立ちます。
そして、最初にPR設計をしっかり組み立てることが
- 最初のメディア取材につなげる
- 取材後の売上アップにつなげる
- 会社の経営改革につなげる
ために大切になります。
なお、PR設計にご関心のある経営者の方を対象に「PR作戦会議(1回60分・無料)」をオンラインで実施しています。
作戦会議にご参加いただくと、最初の関門であるはじめてメディアに取材されるためのコツが分かります。
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