知恵の和ノート
金メダリストのコメントから紐解く人生を飛躍させる3つのポイント(第415話)
自分の人生を飛躍させたいなら、自ら主体的に負荷をかけ、人の意見に振り回されずに、やりたいことを途中で諦めないこと。
「人はいろんな負荷がかかればかかるほど身軽になる」
北京オリンピックのスノーボードで見事金メダルを獲得した平野歩夢選手。
無謀な挑戦とも言われた東京オリンピックのスケートボードの競技を終えた後、先のようなコメントを残したそうです。
(2022年2月12日付日経新聞の「春秋」参照)
大谷選手の二刀流もそうですが、頂点を目指す人は、たとえ他人から無謀と言われようとも
自らあえて負荷をかける
↓
壁にぶつかっても焦らない
↓
壁を自力で乗り越えて飛躍する
というプロセスを辿ります。
ポイントは3つ。
- 自ら負荷をかける
- 人の意見に左右されない
- 途中で諦めない
まず、自ら負荷をかける。
会社や上司など、他者から負荷をかけられるケースはたくさんあります。経営者であれば、お客様や取引銀行から何らかの負荷をかけられるケースがあるかもしれません。
いずれにせよ
・自分主導で負荷をかける
・他者主導で負荷をかける
のとでは、そこから生まれる結果に対するこだわりが自ずと違ってきます。
次に、人の意見に左右されない。
自分が「〇〇したい」と言うと、「それはやめておいた方が良い」とアドバイスされることがあります。
アドバイスする側も悪気はありません。自分の経験や常識に基づいて、その人のために良かれと思って意見を言ってくれます。
そして、世の中的には「人の意見には素直に耳を傾けよう」と奨励されているので、「Aさんが言うのだから、やはりやめておこう」となるケースが大半です。
しかしながら、そこからは大きなブレイクスルーはけっして生まれません。過去の常識や経験を参考にすることはあっても、それを打ち破らない限り、多くの人が絶賛する出来事は起こらないのです。
最後に、けっして諦めない。
これは最初の「自ら負荷をかける」とも関連していますが、
自分主導で負荷をかける
↓
自分が納得するまでやる
という流れが生まれます。
人の本能として、自分のために頑張るのが本質です。
よく「お客様のために頑張る」「自分のためではなく、他者のための方が頑張れる」と聞きます。しかしながら、あくまで頑張る主体は他者ではなく自分。
つまり、構造的に考えれば
お客様や他者のために頑張る
↓
そのことが自分のモチベーションや原動力になる
↓
だから一生懸命頑張れる
です。
この点、他者主導で負荷がかかっている場合はどうしても途中で「なんでここまでやらなあかんねん」という気持ちが湧いてきます。
- いつも他者から負荷をかけられて、人の意見に振り回されながら何かを途中で諦めてしまう人生
- いつも自ら負荷をかけて、人の意見に振り回されずにやりたいことは諦めない人生
自分の人生に金メダルをかけられるのは自分しかいません。
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