知恵の和ノート
社内における時間配分を変えることで売上が上がる(第394話)
会社で社内向けに使っている時間と労力をお客様に向けることで、売上は確実に上がる。
会社はお客様に喜んでいただくことで、売上が上がります。
この原理原則に基づけば、日常の仕事の中で
- お客様との接点を増やす
- お客様に有益な情報を提供する
- お客様のことを考える
時間が増えれば増えるほど、売上が上がる確率は高まります。
しかしながら、実際には
- 社内の会議や打ち合わせ
- 上司への報告や連絡
- 社内における根回し
など、社内に向けて多くの時間と労力を使っています。
もちろん、経理や総務など社内向けの仕事をしている部署もあります。けれども、お客様と直接関わる営業だけでなく、営業事務や商品開発部門や製造部門も含めて社内で社内向けに割いている時間はかなり多いように感じます。
特に複数の部門にまたがる案件については、お客様の事情をそっちのけにして「それはウチの仕事じゃない」「これはオタクの部署が責任を持て」というように、仕事の押し付け合いで「誰が、何を、どうする」を決めるのに延々と時間を使うことがあります。
会社にとって大切なのは
お客様が喜んでくれる
↓
そのことでお金を会社に払ってくれる
ということ。社員の個人的な都合や各部署の役割分担がどうなっているのかなどは、お客様にはまったく関係ありません。
しかしながら、現実問題として
声の大きい部長のワガママが通る
↓
一部の部署や人に過大な負担がかかる
↓
お客様にも余計な手間をかける
といったことが生じています。
会社における売上の源泉は社内ではなく、社外にいるお客様。よくよく考えてみれば、当たり前のことですがそのことが社内に浸透しているのはごく少数派です。
社内での勢力争いに時間と労力を使うのは愚の骨頂。
業務フローを見直す時も、社内で役割分担を変える時も「お客様に最大のベネフィットを提供するには、どのようなやり方が最適なのか」を判断基準にしましょう。
なお、会社の業務フローを見直す際には、第三者の目を活用するのも有効です。「社長専任の社外チーム」を有効にご活用いただければ、嬉しく思います。
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