知恵の和ノート
不確実性の高い時代は一貫性を持って二兎を追う姿勢で乗り切る(第378話)
短期的な問題を解決しつつ、一気通貫で中長期的な課題に取り組む仕組みを早めに作った方が効果的
早くも6月ですね。
弊社は6月決算なので、より良い結果が出せるようさらにひと踏ん張りしたいと思います。
さて、経営者の三大お悩みは
- 売上
- 社員
- 資金繰り
と言われています。
これらのお悩みは実際にはすべてつながっています。
しかしながら、「来月の売上をなんとかしたい」と考えている人に、「社員の教育に力を入れましょう」とお伝えしても、なかなか響きません。一方で、社長の頑張りもあって、当面の資金繰りは問題なくても、いつまでも一人に依存しすぎるのは危険です。
また、ネット上では「1ヵ月で売上が3倍になります!」「誰でも簡単にできます!!」というキャッチコピーが飛び交っています。
しかしながら、仮に1ヵ月で売上が3倍になったのは事実だという場合でも、実はそれ以前に長年取り組んできた土台の上に新しい方法を始めたことで売上が急増したというケースが大半です。また、「誰でも簡単にできる」ことは一時的な成果につながっても、逆に「誰でも簡単にできる」ので、すぐにマネされてしまい、長期的な成果につながらないという問題を内包しています。
今は
- 足元しっかり固める短期的な取り組み
- 将来を見据えた中長期的な視点
の両方が求められています。
先週から弊社が会社設立15周年ありがとう企画として始めた「新規事業で『売上500万円』を上げる方法」も、短期的な取り組みと中長期的な視点を
どう組み合わせるのかをすごく意識しています。
会社によっては「売上500万円」なんてたいした金額ではないとおっしゃることもあります。
しかし、その売上500万円が次の売上1,000万円や1年後の1億円につながっているかと言えば、スポットで500万円を上げて終わりになっているケースも少なくありません。
過去のセミナーで事業計画をテーマとして取り上げた際、「使い捨ての事業計画から使い続ける事業計画へ」ということをいつもお話していました。
中小企業では銀行からお金を借りる際、せっかく事業計画を作っても、銀行から融資を受けたら、その計画はそこでお役御免ということがよくあります。
新型コロナウイルス関連の緊急対応で銀行の審査基準も甘くなったこともあり、数字のつじつまがあっていたので、希望する金額を借りることができたケースがたくさんあります。
一方で、時々刻々と情勢が変わる中、事業計画通りには事業が進まないのは日常茶飯事。
この時、使い捨ての事業計画を基に行動していると、思い通りにいかない結果に振り回されて、かえって余計な時間と労力を消費する結果に陥ります。
中長期的な目標から逆算して、今日の行動は未来につながっているかどうか。
特に昨今のように不確実な要因が増えている環境下にあっては、常に「仮説→行動→検証→(新しい)仮説→」という流れを意識的に作っておかないと、目の前の結果に一喜一憂することになります。
捕らぬ狸の皮算用を未来への確実な道しるべに変える。
短期と中長期を両にらみで経営していくには、より高い視点から多角的に検証する取り組みが求められています。
なお、「新規事業で『売上500万円』を作るためのサポート事業」を15社様限定で行っております。
無料の個別相談会(1回60分)で開催していますので、「今の困難な状況を乗り越えて、未来に向けた確実な道しるべを作りたい」とお考えの方はぜひご相談ください。お話をお伺いして、弊社のコンテンツがお役に立てそうだと感じた場合のみ、具体的な金額も含めてご提示しております。
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