知恵の和ノート
起業15年で改めて感じるのは「反省あれども後悔なし」(第357話)
過去の失敗は今日の行動で成功への糧となる
「戻れるとしたら、いつの頃に戻りたいですか?」
このような質問をされたら、皆さんなら「いつ」とお答えになるでしょうか?
私も考えてみると、「やっぱり高校生の時かなぁ」とか、「いや、やはり社会人になった時かも」といったように、いろいろな時期が頭に浮かびます。
今年は私が独立起業してちょうど15年目となるので、昨年末に起業してからの15年を振り返り、note記事にまとめました。
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「起業してからの15年を振り返る~自己紹介を兼ねて」
ちょっと長めの投稿なので、お時間のある時にお読みいただければ幸いです。
さて、過去を振り返ると、「あの時、こうすればよかった」と思うことがたくさんあります。けれども、その時その時では「これがベストの答えだ!」と考えて、行動してきた訳です。
学校のテストでは必ず正解があります。しかしながら、仕事や日常生活において一つひとつの判断や行動は、その時点では「これが正解だ」と判断して行動しても、予想に反して「実はあっちの方が正解だった」ということが少なくありません。
では、正解に至らなかったその判断や行動が失敗だったかと言えば、必ずしもそうだとは言い切れないように思います。
最初の転職先でお世話になったM社長。
「自分は失敗したことがない」というのが口癖でした。
部下として仕えている間は、明らかに「これ、失敗でしょう!」と思わず言いたくなることがたくさんあり、「自分は失敗したことがない」と言うとは、なんて傲慢な人だろうと感じる時もありました(苦笑)。
しかしながら、長年自分で事業を続けていると、人から見て「これ、失敗でしょう!」と指摘されることも、今日の仕事や今のコンテンツに活かされていることが多いことに気づきます。
そう捉えると、20年以上前から「自分は失敗したことがない」と豪語していたM社長に対する見方も大きく変わってきたのです。
そこで、冒頭の質問である「戻れるとしたら、いつの頃に戻りたいですか?」に戻ると、今の答えは「いつの頃にも戻りたくない」です。
実は昨年末ぐらいから「あと何日で還暦になるか」を計算して、毎日手帳に書いています。そして、今日で還暦まであと798日です。
過去を振り返り、反省すべきことは大いに反省し、改善すべきことはすぐに改善した方が良いのはその通り。
一方で、過去を振り返り、「あの時、ああしとけばよかった」と後悔して落ち込んでも、その結果を変えられるのは「これからどう行動するか」にかかっています。
落ち込むこと自体は思考の癖なので、それ自体別に悪いことではありません。問題は「落ち込んだ後で、どのように切り替えられるか」です。
2021年も昨年同様予期せぬことがいろいろと起こるかもしれません。そして、想定外のことが起こった時、思考を止めず、行動を止めないで、どうその危機を乗り越えていけるか。
ちなみに、私の場合は、一番力を発揮できるのが「仮説と検証を重ねて難しい問題に挑戦する」ことなので、思ったような結果が出なかった時は「仮説が違っていただけ」と考えて、次の仮説を立てるようにしています。
問題の解決の仕方は人それぞれ。
一人でも多くの人が難しい問題に直面しても、自力で乗り越えられるよう、我々もさらに研鑽を重ねていきます。
なお、ご自身の「思考」の癖を知って仕事に活かしたい方はこちらをご覧ください。
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