知恵の和ノート

2020/11/10

「どうするか」に全集中して危機を乗り切る(第349話)

カテゴリー :意識改革

「どうしたいか」を見据えた上で「どうするか」を考える

「どうするか」に全集中して危機を乗り切る

「『どうなるか』より『どうするか』が大事」

アメリカ大統領選挙の日本への影響に関する質問に対して、コメンテーターのお一人がおっしゃっていた言葉です。


新型コロナウイルスにしても、アメリカの大統領選挙にしても、我々は主体的に結果を変えるような大きな影響力を持っている訳ではありません。このため、どうしても受け身的に「どうなるか?」と考えがちです。

ウイルス関連の医療関係者でなければ、治療薬やワクチンを自ら開発することはできません。一方、まだ根本的な解決策が見つからない中で「どうするか」については主体的に考えることができます。


「どうなるか」と「どうするか」は、たった一文字違うだけですが、このちょっとの差が時間が経つと大きな差になります。

そして、「どうするか」を決めるには「どうしたいか」を自分の中で自覚しておく必要があります。


例えば、「もっと売上を上げたい」という思いがあったとします。

この場合は「売上を上げることで何を実現したいのか」を本音ベースで言葉にすることがポイントです。

「今よりももっと安定した暮らしをしたい」という人もいれば、「社員の生活を守りたい」という人もおられるかと思います。また、「この商品でたくさんの人を助けたい」と考えておられる人もいるかもしれません。

 

その時、気をつけなければならないのは「こんなことを言ったら人から笑われる」とか、「これは人には恥ずかしくて言えない」とかいったような制限を自分でかけないことです。

何が原動力になるかは人それぞれ。その原動力自体に優劣はありません。

自分が「どうしたいか」ということと正直に向き合えた時に初めて「どうするか」ということも見えてきます。


なお、自分の思考の癖を知って、納得のいく形で仕事の成果に結びつけたい方は、「こちら」をご覧ください。

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