知恵の和ノート
「距離の密回避」は「連絡の密意識」で倍返し!(第338話)
物理的な密を避ける際は連絡をより密にしてお互いのストレスを回避する。
リモートワークのように離れた場所で仕事をする場合
- 対象:何を
- 期限:いつまでに
- 目標:どうする
について、仕事を依頼する側と依頼される側との間で明確に決めておく必要があります。
対象については同じ日本語を使っていてもそこにギャップが生じる場合があります。
以前、ある会社では「工場の安全対策をするように」と指示に関して、「社長:対象は工場全般」「社員:対象は問題が起きた機械」という認識の違いが生じていました。
また、期限で言えば、「明日まで」というのも曲者。
社長は「明日の朝一番までに提出してほしい」と思っていても、社員は「明日の5時までに作れば良い」と考えているかもしれません。
そして、一番難しいのが目標。
人によって目標のレベル感が違うので、「できるだけ」「なるべく」といった曖昧な言葉ではダメ。部下が「できました!」と言って上司に報告したら、「なんだこれは??」となってしまう恐れがあります。
もし可能であれば「数字」を使って目標を予め決めておくのがベスト。
あるメーカーでは、製品の品質基準として「幅が◯◯mm 以下であればOK」という決めて、幅を簡単に測定できる器具を作成し、「誰がやっても一定の品質をクリアする」ことを実現されておられます。
また、「数字」を使うのが難しい場合は途中でお互いのレベル感を擦り合わせるのがベター。
仕事を依頼する側も、最初に依頼した時は出来上がりのイメージがぼんやりしていることがあります。最終期限までにある程度余裕のある時期にドラフトを確認することで「ここはもう少し調べて欲しい」「この部分はあまり必要ないかも」とだんだんとイメージできてきます。
距離が離れて密を避けなければならない時期こそ、お互いに連絡を密にすることで余計なストレスを回避することができます。
何かとストレスの溜まる時期、お互いにちょっと歩み寄ることで仕事におけるすれ違いを減らしましょう。
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