知恵の和ノート
お金を投資する側のマインドセットで成果も変わる(第331話)
お金を使う際には丸投げで一本勝ちを狙うのではなく、「絶対に元を取る」という意識との合わせ技が有効。
「根拠はないけど、『絶対元が取れる』と思っていた」
弊社のクライアントさんがサービスに申し込んでいただいた当時のことをを振り返って語ってくれました。
実際、そのクライアントさんはサービスを利用された後、数ヵ月でお客様が増えて「元は充分に取れた」そうです。
この「元を取れるかどうか」はお金を投資する上で大事なポイントです。
誰だって損するものにわざわざお金を使いたくありません。
株式投資で損失を出す人はたくさんいます。しかしながら、それはあくまでも結果であって、株式投資をする人は100人が100人とも「最低でも元は取りたい」と思ってお金を投資したはずです。
このように、資産運用の一貫としてお金を投資するという際は「元は取りたい」と思うのに対して、事業の一貫としてお金を投資する時はいかがでしょうか?
例えば、広告宣伝費。100万円の広告を出すのであれば、少なくとも100万円以上の利益を上げないと元が取れません。
また、ホームページの改修の場合。200万円かけて立派なホームページに作り変えても、問い合わせが増えて売上が上がらなければ、ホームページの改修費用は回収できません。
一方で、株式投資だけではなく事業投資においても、一定の不確実性、一定のリスクは必ずあるため、実際問題として投資したお金について元が取れるかどうかはやってみないと分かりません。
しかしながら、お金を投資する側が「元を取る」と思っているかどうかで結果は必ず変わってきます。
過去に広告宣伝で売上アップに実績豊富な広告代理店に依頼したからといって、あなたの会社が出した広告が会社の売上に貢献できるとは限りません。
そのような状況にあるのに、「実績ある会社に頼んでいるから大丈夫」と丸投げして安心していることはないでしょうか?
お金をかける際には単にお金を使うだけでは不十分。そのお金の「元は絶対に取る」という気概を持って、主体的に関与しなければ、元は取れません。
今は不確実性が増している時代。すぐに劇的な効果を上げることが難しくなっています。
粘り強くコツコツと努力を積み重ねて、収益に結びつけられるかどうか。
たとえ自分の中に明確な根拠がなくても「絶対に元を取る」という意識を忘れずに、お金を有効に使いましょう。
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