知恵の和ノート
本来好きではない仕事も自分の中の位置付けが分かれば宝の山になる(第329話)
表の側面にこだわって、本来の価値を提供できないのは成長が止まる人
裏の要素にも着目して、新しい価値を創出していくのが成長し続ける人
自分がやりたいことを評価してもらい仕事として成り立つのは理想的です。
しかしながら、自分はやりたくないことで人から評価してもらうことがあります。私で言えば、「総務的な仕事」がそれに当たります。
正直に申し上げて、総務的な仕事はそれほど好きではありません!
その理由の一つが、総務的な仕事は100%上手くやって合格で、一つでもミスや間違いあると評価されない仕事だからです。営業が加点的な評価であれば、総務など事務的な仕事は減点方式の評価です。なんとなく割に合いません(笑)。
一方で、過去、特にサラリーマン時代を振り返ってみると、どちらと言えば、営業よりも総務など事務的な仕事の方が評価が高かったように感じます。
そして、本人は非常にだらしないのに、きっちりと仕事をするというイメージを持たれていました。いわゆる自己矛盾を起こしていた訳です。
弊社では、
- コアコンセプトの表=自分が力を発揮できる状態
- コアコンセプトの裏=自分が力を発揮できない状態
を個別にプロファイリングして「できるだけ表を活かしましょう」と提唱してきました。
なぜなら、「裏」でいくら頑張っても、本来の力を発揮できない状況に陥るからです。
しかしながら、最近感じるのは、コアコンセプトの裏でも価値を提供できるのではないかということです。
私の場合で言えば、減点主義的な仕事は「強要」の要素があるので、どちらと言うと「裏」に当たるものです。また、本来だらしないのに、ミスなく完璧にやろうとするのは、だらしない自分への「強要」になります。
しかしながら、裏を克服しようとして工夫を重ねたことは、実際にやろうとする人が少ないので価値があります。
つまり、裏であっても使いようによってはお金にできるということ。
その際のコツは、「なんとなくやりたくなぁ」とモヤモヤしながらやるのではなく、「本当は好きじゃないけれど『仕事』として割り切ってやる」ことを自分の中でしっかり落とし込むことです。
自分のやりたいことや自分の「表」で黄金のように輝くことがなかなか難しい場合は、自分のやりたくないことや「裏」でいぶし銀のように輝くという選択肢もあり。
表で裏であれ、それも両方合わさって自分です。自分の個性を活かして輝きましょう。
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