知恵の和ノート
年齢や実力と関係なく、人が成長を早める4つの条件(第251話)
現状打破を土俵の下で傍観者として評論するのは成長が止まる人
現状打破を土俵の上で主体者として実践するのが成長し続ける人
成長の早い人の条件を4つ挙げるとすれば、
- 現状を受け止めつつも、満足していない
- 粘り強く、諦めが悪い
- 自ら土俵に上がる
- 人そのものに関心がある
です。
1.現状を受け止めつつも、満足していない
現状に不満を抱いている人は多いです。けれども、その現状を受け止めて、それを自ら打破しようとしている人ということになると、数はぐっと減ります。
大半の人は、現状に満足はしていないが、「まぁ、こんなものか」という形で、現状を積極的ではないにせよ、肯定しています。
文句を並べても、満足のいかない状況は変わりません。また、現状の不満の原因を自分以外のせいにしても、気分はスッキリしても、状況がスッキリ変化することはまれです。
2.粘り強く、諦めが悪い
ダメなら諦めて、すぐ次のことへ。変化の早い状況では、諦めの悪さは否定されがちです。
しかし、これはあくまで「やり方」の部分の話。どんなに優れた商品でも、タイミングによっては売れないことがあります。また、研究開発を重ねても、なかなか突破できない壁もあります。
成長の早い人は、最終的に目指す目標に向けて、ダメなやり方はすぐに諦めても、掲げている目標を安易に下げることはしません。
3.自ら土俵に上がる
先日、あるクライアントさんに課題を出したところ、出した際には少し抵抗感があるご様子でした。
しかし、しばらくして、
「これまでの自分だったら『宿題だからやらねばならない』と思ってやったけれど、自分を変換し、これからの人生を心地よく楽しく生きていけるように進化させたいと思い、やってみました!」
という報告をいただきました。そして、自ら土俵に上がったことで、ご本人も予想していなかった状況が生れました。
土俵に上がっても、毎回勝てるとは限りません。けれども、土俵に上がらず、土俵の下で観戦しているだけでは、負けることはなくても、殻を破るという意味での勝者には絶対になれません。
4.人そのものに関心がある
BtoCであっても、 BtoBであっても、商売を行うのは人。「相手が自分のことをどう思っているのか?」という関心ではなく、「相手が本当は何をしたいのか?」が分からない限り、商売は上手くいきません。
また、会社においても、社長が「右向け右」という指示を出しても、全員が一斉に右を向く状況ではなくなりつつあります。そして、「最低限これぐらいはやってほしい」と部下に期待しても、その期待は見事なくらいに裏切られます。
マーケティングにしても、マネジメントにしても、自分を薄めて人に関心の矢印が向かない限り、いつかは必ず大きな壁にぶつかります。
自分自身への自戒も含めて、この4つのポイントから今年の活動を振り返ってみたいと思います。
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