知恵の和ノート
ノウハウ氾濫時代を生き抜く秘訣は心血を注ぐ場所がポイント(第156話)
ノウハウの習得ばかりに心血を注ぐのは成長が止まる会社
ノウハウを支える心血に力を込めるのが成長し続ける会社
「どんな言葉で引っかかってくるのか?」
ホームページを作って、アクセス数を集めようと考えた時、誰しもが考えることです。
ホームページを作るのが当たり前となった今、作っただけでは誰もそのページを見てくれません。見込み客になりそうお客様が「ちょっとこれを調べたいんだけれど」と思った時に浮かんだ言葉でGoogleを検索した時、いかにして会社のホームページを見つけてもらうかが、ウェブマーケティングの鍵となります。
この時、どのような言葉で検索されるかを見極めることが大事で、その言葉で検索された時に、お客様の求めている情報がホームページに書かれているかが大切になってきます。このため、各社ともいろいろなツールを駆使して、「どんな言葉で引っかかってくるのか?」を日々一生懸命探しています。
一方で、先日お会いしたある会社さん。その分野では常にGoogle検索で上位に表示されています。そして、お客様を100%インターネットで集客されているのです。
経営者の方によると、全部で15万ページ以上あるウェブサイトをいろいろと駆使されているとのこと。お話を聞いて「ウチなんかまだまだ足りないなぁ」ということを痛感しました。
そして、私が一番印象に残ったのは、ホームページで情報発信される際の姿勢です。
その経営者が社員に伝えているのは、お客様の声なき想いを聞くために思いをはせるということ。
お客様は今自分が悩んでいることの原因や問題点を必ずしも理解している訳ではありません。
このため、インターネットで検索する際にも、「なんだかこんな感じかなぁ・・・」という言葉で調べます。その言葉はかなり曖昧であったり、時にはあまり脈絡のない単語の羅列であったりします。
例えばランチに行くレストランを探している時、100人いたら100人が「麹町 イタリアン」というような定番の検索ワードで調べる訳ではありません。時には値段で1,000円以下のお店を探している時もあれば、商談に使うので、落ち着いて話のできるお店に行きたい時もあります。
このようなお客様の声なき想いにどこまでアプローチできるかというのをよく考える必要があります。
もしかすると、実際にやっている作業としては他の会社とあまり変わりないのかもしれません。
けれども、「どんな言葉で引っかかってくるのか?」と考えながら言葉を探すのと、「自分がお客様の立場だったら、どのような言葉で調べるだろうか?」と思いをはせながら言葉を探すのとでは大きな違いがあります。
前者はあくまでも自分目線であり、後者はお客様目線です。
やっていることが表面的には同じであっても、自分目線のままやっているのと、相手目線に立って行動するのとでは、伝わるものが全然違ってきます。
先の会社が検索上位を維持しているのは、単にテクニックが優れているからだけではありません。
ノウハウを支える思いをしっかり持っているか。
いろいろな面でノウハウが氾濫し、技術が発達している現在、一つひとつの行動に自分の思いが乗っているかどうかが問われています。
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