知恵の和ノート
ブランドに惑わされずに本質を見極めて選択する(第126話)
ブランドで目がくらみ、見通しを間違えるのは成長が止まる会社
ブラインドでも目をこらし、正しく見通すのが成長し続ける会社
「私は『コーチ●●』なんですけど、そちらは?」
自己紹介の時、「経営者が自然体で力を発揮できるようコンサルティングとコーチングでサポートしています」とお伝えすると、ここ1ヵ月で同じような反応が複数ありました。
コーチ●●は日本のコーチングの草分けとも言われており、業界の人なら誰もが知っている会社。たまたまコーチの資格を持っている方とお話した際に先方から同じ反応が返ってきたので、びっくりしました。
ちなみに、それに対して、私は「私はコンサルティングで、取締役がコーチング担当です」とか、「マーケティング関連のコーチです」といったように適当に答えています。
弊社の取締役はコーチ●●ご出身の方が3年前に作られた協会でコーチングを学び、そこで認定を受けています。けれども、ある方にその協会の名前を言ったところ、ご存知ありませんでした(苦笑)。
コンサルティングの場合、「どこでコンサルティングを学んだのか?」と聞かれたことは今まで一度もありません。けれども、弊社のサービスメニューにコーチングを入れてからは、「どこでコーチングを学んだのか?」というのを、時々聞かれます。
自称コンサルタントと同じく、自称コーチも多い中、「どこでコーチングを学んだのか?」というのは、一つの差別化要因なのかもしれません。
もちろん、世の中には「コーチングを受けるなら、コーチ●●出身の人でないと嫌っ!」という人もおられるでしょう。
弊社の場合、そのような人は残念ながら、お客様にはなっていただけません。現在弊社にコーチ●●出身者はいないので、お客様の必要条件を満たしていないからです。
一方で、弊社からすると、「コーチ●●出身の人でないと嫌っ!」という人は、本質的な価値観をしっかり分かった上で、会社経営しましょうという弊社の基本姿勢と合わないため、弊社のコンテンツをご利用いただいても、おそらく効果の出にくい人です。
日本電産に勤める友人によると、「永守会長はたとえ東大卒であろうと、大手企業出身者であろうと、仕事ができない人は評価しないという点では徹底している」そうです。
一方、ある中小企業に勤める知人からは、「仕事も全然できないのに、社長が東大卒の社員を優遇して困る」という話を耳にしました。
たたき上げのその社長。自分の会社も立派になって有名大学からも社員が入るようになったのをすごく喜んでいました。けれども、有名大学を出たからといって、必ずしも優秀であるとは限りません。
永守会長のように、出身母体に関係なく、みんなが納得する基準で判断していれば良かったのですが、それとは違う価値基準を持ち込んだため、社内に不満が生まれてしまいました。
会社経営においては、本質を見抜くことが大事。ブランドや学歴、肩書は参考にはなりますが、必ずしもその品質を保証するものではありません。
どこで学んだかではなく、何を学び、何を身につけたか。
目が曇っている場合は、しっかり目を見開いて、何が自社にとって正しい選択なのかをきちんと見極めましょう。
なお、「コーチ●●」出身ではないコーチが最近もっとも力を入れているコンテンツは「こちら」です。
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まずはご自身で確かめていただければと思います。
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