知恵の和ノート
これから起きる事実に気持ちを切り替える(第44話)
起きた事実にばかり気持ちが向くのは半人前の経営者
起きる現実に気持ちを切り替えるのが一人前の経営者
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
皆様の年末年始はいかがだったでしょうか。
私は概ね穏やかに過ごしていたのですが、1月4日の日曜日、ホームページを作成しているソフトを最新版に更新したところ、急にウェブサイトが見れない状態になってしまいました。
今まで何回かバージョンアップがあり、特に問題が発生したことはありません。
ところが、今回に限りなぜか不具合が起きてしまいました。あいにくそのソフトウェアの開発会社は今日まで冬休み。問い合わせのメールは送ったものの、回答は明日以降になります。
さて、最後に落とし穴にはまってバタバタしてしまった年始休暇でしたが、やはり、気持ちの切り替えが大事であることを改めて痛感しました。
トラブルが起きた当日は一瞬何が起きたのかよく分かりませんでした。ソフトウェア会社のホームページにアクセスし、必死にQ&A等も検索しましたが、該当するような事象はありません。
自分で何とかしようと再度ダウングレード等いろいろ試しましたが、状況は同じ。結局半日以上かけても状況は改善せず、まさに骨折り損のくたびれ儲けでした(笑)。
この状況を客観的に振り返ってみると、素人が分からないまま、右往左往していたのは間違いありません。
そして、その裏側にある心理面を振り返ってみると、
- 失敗を取り戻そうとしてかえってドツボに嵌った
- 「余計なことをしたぁ」という後悔の念が強かった
- あんだけ一所懸命作っていたページがなくなってしまったら「とってもがっかり」という気持ちが大きい
と言えます。
最終的に完全復旧できるかどうか、まだ詳細が不明なので、なんとも言えませんが、個人的にはかなり動揺してしまいました。
トラブルが起きた時に起こった事実と当事者の心理は不可分であるのは誰もが経験するところであり、そこからどうやって脱却できるかが問題解決のスピードとも関係してきます。
私の場合、家内がコーチなので、コーチングを通して起こった事実を冷静に分析するように努めました。
ウェブサイトがすぐに復旧できないのは痛手です。
でも、弊社の場合、幸か不幸かウェブサイトからの集客・成約比率は、まだそれほど高くありません。つまり、最悪復旧できずに、再度作り直す事態になっても、大きな致命傷にはならないということです。
よって、一昨日の時点では、素人がシステムをいじくり回すのは早めに止めてできる他の仕事にすぐ取り掛かるのがベストの選択でした。
問題が起きた時に心理的な側面をケアしてどうやって気持ちを切り替えるか。
会社が着実に成長を続けていくためには避けては通れない課題ですね。
ところで、コーチングをしてもらった家内にはたいへん感謝していますが、長時間パソコンに向かって凝り固まっていた私には、夕飯の時に「8時間地蔵」というありがたくないあだ名をつけられました(汗)。
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