ミセルチカラの磨き方
諦めなければ道はある:不利な状況で発揮する逆転の発想力
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
アメリカの大統領選、歴史的大接戦と言われていました。
「どちらになるか」は気になるところではありましたが、みなさんの気になるポイントはどんなことだったでしょうか?
私は「アメリカ初の女性大統領が誕生するか」ということに興味を持っていました。
アメリカでさえ、女性大統領は未だ誕生していません。女性大統領の誕生は、今回も見送りということに…。
そう言えば、女性初を期待されたヒラリー・クリントン氏もトランプ氏に敗れましたっけ。
最近もこんなウエブ記事を見かけました。
日本の主要な上場企業1643社を対象に経営トップの性別を調べたところ、女性はわずか13人、率にして0.8%にとどまった(共同通信調べ)というもの。
女性が力を発揮することのハードルってまだまだ高い…と思っていたら、小学校のときのことを思い出したんです。
ある日の体育の授業はサッカーでした。チームは2つの班を組み合わせた男女混合です。
当然のことながら、サッカーの上手な男子がいる班と組みたいと思うわけです。でも、その日は、スポーツ苦手男子を要する2つの班が組むことに。たぶん組み合わせ決めのジャンケンで負けて残った班です。
活躍できる男子がいないので、もう最初からあきらめムード。男子もやる気が失せています。
そんな男子を横目に、誰からともなく女子が言い出しました。
「今日は私達がやる!」
活躍するのはサッカー得意の男子でしたから、いつもならボールを触る機会も少ない女子。どうせ弱いチームなのだから、いつもと違うことをやってみるという発想だったと思います。
男子はディフェンス、女子はボールを奪いゴールを狙う作戦。なんとこれが見事にはまりました!
クラスみんなが「勝てない組み合わせのチーム」と思っていたのに、私達のチームは快進撃を続け、その日の一番だったのです。
この現象に、担任の先生もとても面白がってくれていたことを懐かしく思い出します。
私にとってこの印象的な思い出には、いろいろな要素が含まれています。
- いつもと違う作戦を試してみる→発想を変える
- 女子だってサッカーはできる→常識を覆す
- 個々の女子の小さな力を合わせてなんとかする→力を結集する
- 女子に任せることを受け入れた男子→違いを受け入れおもしろがる
- 「どうせ負ける」を「勝つ」に→マイナスはプラスの力に変えられる
このときの私達(小5か小6だったと思います)、「今日は女子が活躍する!」と意気込んでいたわけではありません。「今日はクラスの中で最弱の組み合わせチーム」という難局をどうやって突破するかということを子供なりに考えたんです。
そう、自然に力を発揮していたことに結果が伴ったんです。
おもしろいですよね~。
今私がみなさんにお伝えしていること、全部が詰まっています!
結局、小学校の時から半世紀も同じことに心が動いているんですね…私は。
国を挙げて「女性活躍推進」なんて言っているうちは女性の活躍がまだまだってことの裏返し。誰もが「何それ?」って思うようになって初めて女性が社会の中で自然に力を発揮できているのだと思います。
そう言えば、私は小6の時児童会長をしていました。
半世紀前、「児童会長=男子」と決まっていた時代です。自ら立候補してではなくて、なりゆきではありましたけれど、今にして思えば常識を覆したってことになりますかね。
それでは、今日も1日お元気で。
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