ミセルチカラの磨き方
「目的があってこその目標」は体育祭でも仕事でも同じ
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
ゴールデンウイークからスタートした5月も駆け足で過ぎて行ったかんじですね。
最近では、リアル駆け足をする体育祭も5月に開催する学校があります。
母が暮らすホームに行く途中に、中学校があるのですが、ここ最近度々遭遇していたのが、体育祭の予行演習です。
最初に見たのは、校長先生らしき人が予行演習終わりのお話をしている時でした。
まず口にしたのは、体育祭の実行委員である生徒たちへの「ねぎらい」でした。
その次に「よかったことを3つ言います」という前置きをしてから、その日の予行演習で「よかった」と感じたことを話されていました。「校歌を立派に歌えていた」とか、「出し物それぞれに学年の色、クラスの色があってよかった」とか。
校庭の横を歩いていた私の耳に飛び込んできたわけですが、「今どきはこんな風に言ってくれるのか~」と感心してしまいました。
自分のはるか昔の記憶をたどれば、「ここが出来ていないから直す」ということを指摘されていたわけですから。
いつも「良いことに目を向けて」と言っている私としては「これでなくちゃね~」と思ったのも確かです。ただ、こういう中で育ってきた人にとっては「良いことを褒めてもらえる=普通のこと」になりますから、実社会に出たときには、かなりギャップがあることも想像できます。
また別の日。いよいよ明日が体育祭本番という日のようでした。予行演習を終え、前の時とは違う先生がお話しされていました。
「同じハッピを揃えるとか、同じ髪型にするとか、マスクの色を揃えるとか、そういうことを団結というのではない」と言っています。
たぶん、そういうことをしようとしていたのかもしれません。そして、この体育祭で大事なこととしてこう言われました。
「勝つという目標だけが大事なのではなく、目的も大事なんだ」
おぉ~!中学生にも目標と目的の話をしているのか!
大人だってバラバラに考えたり、2つの関係性を分かってないのに!
聞こえてきたのは話の途中からですけれど、体育祭の目的としてみんなで力を合わせて団結するということを生徒にも伝えていたのだと思われます。そして、この先生も最後は体育祭の実行委員の生徒たちへの「ねぎらい」を忘れませんでした。
ビジネスでも「目的があってこその目標」ということを忘れて、目先の目標だけに目が行きがちです。もっと言ってしまうと、「目的」を忘れてしまいます。目先の目標に囚われて、枝葉末節にこだわり過ぎることもあります。
目的と目標は、仕事だけに限らず自分の人生にも関わってきます。
中学生の時に教わらないまま大人になった方には「こちら」をお勧めします。
↓ ↓ ↓
その日私は「中学生の時に教わったこと、大人になっても忘れないでね~」という気持ちで、母のホームに向かいました。
では、今日も1日お元気で。
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。