ミセルチカラの磨き方
「考える力」を取り戻す:イチローの言葉にデトックスで応える
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
この年末年始は9連休を楽しんだという方もいれば、お正月はインフルエンザと共に「リアル寝正月」という方もいれば、何もしないまま終わったという方もいるかもしれません。
いずれにしても、みなさんはどんな新しい年をスタートされましたか?
私が今年一番にしたことは、「デジタルデトックス」です。
携帯電話、タブレット、パソコンを「見ないし触らない」を実行。もちろん電話に出るという最低限のことは避けられないにしても、日常的に手にしているものから離れていました。
デジタル機器は故障やトラブルで使えなくなったときには、めちゃくちゃ困るし支障もあるわけですけれど、2日間離れてみることで「感じる&考える」時間が増えたと思います。
「こういうデトックスには意味がある」と実感していたところ、大リーグマリナーズで活躍したイチローさんが「感性が消えていく現代の野球」について話しているテレビインタビューにはっとさせられました。
ご自身の母校、愛工大名電の野球部員を前に
「いろいろな事がデータで見えちゃうでしょ。でも、見えてないところをみんなは大事にしているんだろうか…野球ってそれだけじゃない事あるよね。」
と語りかけていました。
今や高校生でもプロ仕様の最新鋭設備を使ってデータ分析をしていることにも驚きますが、その数字を鵜呑みにして、数字に巻き込まれることをイチローさんは危惧していました。
気持ちがどう動くかを感じて、どう走るか、どう打つかを自分の頭で考える。それができないことが「感性が消えていく野球」ということなのだと思います。
実際、野球部員たちはイチローさんの問いかけに、まったく答えられませんでした。
でも、これって野球に限ったことではありません。
数字だけじゃなく、いろんなデータ、いろんな情報に踊らされたり、がんじがらめになったりというのはビジネスも同じ。
「感性を磨こう」と言われたら、まずどうしますか?
「感性の磨き方」を検索して、自分の頭で考える前に答えを見つけようとしませんか?
それでは意味が無いのです!
「頭をぜんぜん使っていない」とイチローさんに言われた答えに窮した高校生と何も変わりません。
そこで思いました!
2025年のキーワードは、「自分の感性を磨く」ということ。
まずはデトックスだな…。
私がお正月に実行したのはデジタルデトックス。
デジタル機器から距離を置きました。
身体のデトックスというのもあります。身体の内側をきれいにするべく老廃物を取り除くことです。
それなら、日々頭の中で考えを巡らせる「ビジネス」についても、デトックスが必要です。
「思考の整理」なんてくらいじゃ、まだ甘い!
整理しただけでは自分の頭で考え抜くことができません。「すっきりした~」で終わり。感性を磨くことにはつながりません。
自分の頭で考えることこそが、感性を磨くことになります。
感性を磨くための「ビジネス思考のデトックス」
いかがでしょうか?
ちなみに…イチローさんは、高校生の前でバッティング練習を披露するそう。
デモンストレーションとして見せるためではありません。けっして身体が大きい訳ではないイチローさんが「木のバット」でなぜあんなに打球を遠くに飛ばせるのかを高校生に考えて欲しいからだそうです。
感性を磨くための「ビジネス思考のデトックス」
改めてご案内させていただきます!
今日も1日お元気で。
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