ミセルチカラの磨き方

2025/01/16

経営者なら動かすなら指ではなく自分の頭

カテゴリー :プロファイリング

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

ビジネス思考デトックスセッション

「年末年始の9連休を楽しんだ方もいらっしゃると思います」と先週のブログで書いたんですけれど、この9連休が「退職代行の利用者急増」ということにつながったというニュースを見て驚きました。

ここ数年「退職代行」が浸透してきたのは知っていましたけれど、この年明け、1日の取扱件数が過去最高を記録したそうです。主な利用者は20代から30代とはいうものの、50代や60代も増加しているということに、さらに驚き!

 

そうそう、それでこの「9連休」との関連ですけれど、「自分の仕事について考える時間がたくさんあった」ということらしいんです。

元々今の仕事を好きでやっていなかったら、長い休み明けは「こんな仕事やりたくない」とか、さらには「もう行きたくない」になるかもしれません。

長い休みの間には、普段会えない人と会うことがあって、いろんな人の意見やアドバイスを聞く機会もありそうです。そこで「この仕事は自分に向いてない」「こんな会社は辞めよう」と背中を押されることになるかもしれません。

 

このニュースを知って、いろんなことが私の頭の中をめぐりました。

どうしても自分のやりたいことがあって辞めるのなら、自分で言えばいいんじゃないのかなぁ?

嫌なこと、面倒なことを自分でやりたくないとは言え、携わっている仕事はそんなに簡単なものなのかなぁ?

そもそも代行会社に頼まないと辞められない会社って、社員との関係性に問題があるんじゃないのかなぁ?

「給与や待遇はこんなにいいのに」って会社は辞める人のせいにしてないのかなぁ?

 

考え出したら切りが無いのですけれど、「退職代行を使って会社を辞める」という選択、「どんなプロセスでそこに至ったかを本人が本当に分かっているんだろうか?」というところが一番気になるところです。

どんな理由であれ「会社を辞める」こと自体はただの結果に過ぎません。「9連休で考える時間がたくさんあった」ってことなら、自分の意思と頭でどんな風に考えたんだろうということです。

 

「退職までひとつの会社で働き続ける」というのも、今は昔。転職にしろ、起業にしろ、ハードルが下がっています。

それは「自分の可能性を広げられる」という意味では歓迎できること。ただ、可能性を広げるなら「失敗しないための正解」が必要で、データやノウハウ、誰かの経験談まで、「情報を探す」ことに走るのが今の傾向です。

 

「知る」ことで「考えた気になる」だけ。情報が増えた分、自分の言葉で、自分の頭で考えることがかえって難しくもなるからです。「考えた気になる」のと「考え抜く」は違います。

もうね…正直な気持ちを言うと…「動かしてんの、検索する指だけやん!」って叫びたいですね…アハハ。

 

先週「改めてご案内します」と言いました「ビジネス思考デトックスセッション」で動かすのは指ではなくて頭。自分自身の考え方や捉え方です。

自分が経営者であるなら、「退職代行に頼んで次の正解を探す」わけにはいきません。

 

「課題が複雑化して、意思決定に迷いを感じている」とか、「常識や成功体験に縛られて、新しいアプローチを模索したい」とか、「新規事業や戦略の方向性を見直したい」とか。

2025年はしっかりデトックスをしてからスタートしませんか?

      ↓   ↓   ↓

ビジネス思考デトックスセッションのお申込みは「こちら」から

では、今日も1日お元気で!

メールマガジンのご登録

ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。

上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。

最新の記事