ミセルチカラの磨き方

2025/04/17

機能価値・感情価値のその先へ─本当に伝わるビジネスのつくり方

カテゴリー :マーケティング

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

商品やサービスの話をしているうちは、お客様には届きません

ぶり返しの寒さや雨や風で、淡いピンクの景色も少なくなりましたね。

東京の桜の開花は3月24日でしたから、既に3週間。新年度がスタートしてからも半月過ぎたことに驚きます。

 

新年度がスタートしたばかりだからこそ考えたいこと、それは「お客様に価値を提供する」についてです。

 

「価値提供」の何たるかは、情報もたくさんありますし、ご自身の知識や経験からも「今さら感」があるかもしれません。

「自分が提供する価値は何か」「自社が提供する価値は何か」ということもこれまでに考えてこられたこと思います。

 

では、ここで質問です。

「価値提供」と「コア・バリュー」の違いは何でしょうか?

 

どちらもビジネスを続けていく上で欠かせないものですが、明確な違いを言葉として説明できますか?

「言い方が違うだけで広い意味では同じもの」という答えだったら、私は「不正解」にします!

なぜなら、「役割が違う」からです。

 

価値提供」は商品やサービスから「顧客が得られるもの」にフォーカスしています。

提供するのは商品やサービスによって顧客が得られる「機能価値」と「感情価値」です。

 

例えば「洗濯洗剤」なら、

「1回できれいになる」「少量で汚れが落ちる」というのが「機能価値」

「時間短縮で楽になる(うれしい)」「すぐに無くならない(うれしい)」が「感情価値」

 

顧客にとってのベネフィットやメリットを「価値」として分かるように伝えるわけですから、商品開発やマーケティングにも関わってきます。

「価値提供」は「外側向き」の役割を担っています。

 

一方、「コア・バリュー」は自社であれ自分自身であれ、最も大事な価値観や信念です。

意思決定の基準になるもの。もちろん「価値提供」の大元でもありますし、企業であれば社員の行動指針にも、文化や風土にも関わります。

つまり、「コア・バリュー」は「内側向き」の役割を担っていることになります。

 

そして「コア・バリュー」は、あなたの感情と思考に紐づいたあなたが提供できる固有の価値。

あえて「固有の価値」と言うのは、それが価値となる理由も目的も意味づけも人によって異なるから。

コア・バリューは誰一人として同じ人はいないということです。

 

さぁ、「価値提供」と「コア・バリュー」の役割の違いは「外向き」と「内向き」と分かりました。

でも…、ここで終わらせないでください!

「外向き」にしろ「内向き」にしろ、伝えるには伝わる言葉にしておかないと意味がありませんから。

 

侮るなかれ!

この「内側からの言葉」というものは、商品やサービス、あなたの想いまで本当に伝わるビジネスにしてくれるものです。

 

  • 自分が本当に届けたいことがはっきりと見えなくなっている
  • 頑張ってきたのに結果が出なかい理由がはっきりしない
  • 自分の想いや価値観を言葉にする道筋が分からない

こういう状態であるなら「コア・バリュー」を見つけるだけですべて解決できます。

 

新年度は始まったばかりとは言え、時間は着実に過ぎていきます。

「コア・バリュー」を手にするのは、早い方が良い。

だって、分かったら楽だからです!

 

自分や自社の「コア・バリュー」が気になる方は「こちら」をチェックしてみてください。

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それでは、今日も1日お元気で。

 

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