ミセルチカラの磨き方
自分の仕事に「心からの自信」を持っている人はかっこいい!
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
それにしても連日の暑さには参ってしまいますね。
みなさんどのようにお過ごしでしょうか?
先月ブログにも書いたのですが、我が家はただ今大規模修繕工事中です。この厳しい暑さの中、作業を進めてくださっています。
作業に携わっている方たちは、ほぼ外国人。
作業中に聞こえてくる「お国言葉」は様々です。
日本人親方に伺ったところ、中国、韓国、インドネシア、ベトナム、フィリピン…等々
多国籍チームとのこと。
日本語も分からない、英語も通じないというところで、コミュニケーションが大変に難しいともおっしゃっていました。
ただ、「日本人はもっとダメだね」とも。
「日本人は暑いと言っては来ないし、寒いと言っては鼻が出ると言って来ないよ」との言葉に返答のしようもありません。
住人の中には「外国人の作業員で大丈夫なのか?」と疑念を持っている人もいますが、「日本人がやらないことをやってくれている」わけなので、「外国人だから」というだけでの文句は論外だと思ってしまいます。
毎週開催される「大規模修繕委員会」では、この話をしてくれた日本人親方に、私は度々「はぁ~、なるほどね~」と感心する場面に遭遇します。
- 「プロの目から見て、〇〇はこういうことです」
- 「長年の経験から、〇〇としか言えません」
- 「〇〇なんてことにはなりません」
気持よいほどはっきりと、しかし、根拠のある確かなこととして伝えてくれます。
住人側はちょっとくらいの知識はあったとしても、言うなれば素人集団です。それでも、意見も要望もいろいろ出てくるわけです。
そこで施工責任者が的外れな返答をしようものなら、それまで黙っていた親方がここぞというときにしっかりした説明と意見をくれます。
だから、住人側の納得度はまるで違います。
会議に参加している私の興味は、話し合われている内容よりも、噛みつく(笑)住人代表・目の泳ぐ施工責任者・専門家である親方という構図。
俯瞰して見ているかんじなのですが、ともかく親方が光っています。
専門家としての知識も経験も誇りもあると思いますが、何よりもそれをひけらかすのではなく、分からない人たちに「理解と納得を与える」ところに職人としての「自信」を感じます。
知識があるのに足りないと思ったり、経験があるのにそれを価値と思わなかったり、やりがいを感じられず誇りを失ったり。自分の仕事に「自信」を持てない人はいると思います。
また、「間違った自信」を持って、自分の存在感を示すことに終始する人だっています。
この親方にしてみれば、何も特別なことではないのだと思いますが、仕事に対する「自信」は言葉の端々から感じられます。それを自然にやってのけることが「親方」であり、自分の仕事に「心からの自信」を持っている人はかっこいい!
「どうやったら自信を持てますか?」と聞かれることがあります。私自身も「自信が持てない」ということ、もちろんあります。
「できない」とか「得意じゃない」というものであれば、努力を重ねることによって「できる」「得意」という自信につながりますが、「心からの自信」は努力だけでは得られないと思います。
「自分の原動力に直結している」ことは外せないからです!
自分の「原動力」って単純であり複雑であり。だから知っておきたいものだと思います。
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厳しい暑さの中の修繕工事はまだ続きます。親方にも外国人スタッフの方にも感謝です。
では、今日も1日お元気で。
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