ミセルチカラの磨き方
歌もビジネスも「正解」はない? あなたに合った方法を見つける秘訣
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
唐突ですが、みなさんは「歌」はお好きですか?
一人カラオケで熱唱するのが好きという人もいれば、歌わないけど聴くのは好きという人もいると思います。
では、「この曲をもっとうまく歌えるようになりたい!」と思ったときにはどうするでしょうか?
繰り返し練習するとか、今ならYouTubeで上手く歌えるコツ動画を見るとか。いっそのことボイストレーナーについて教えてもらうということも考えられます。
子供の頃からの「通算歌歴」が長い私は、「こうやれば上手く歌えるよ」は色んな先生からたくさん習っています。
例えば、
「笑ったときの口の形で歌う」
「口の中にゆで卵1個分の空間をつくる」
「お腹(丹田)に力を入れる」
「肩の力を抜く」
「高い声は頭からだす」
「眉毛を上げる」
「天井から吊り下げられているかんじをイメージする」
「身体全部に空気をいれる」
等々、書き出してみるとまだまだいっぱいありますが、知らない人が聞いたら「なんだこれ?」と思われることもあるかもしれません。
これらが間違っているということではなく、教えてくれる先生は「この方法でうまくできた」「このイメージでうまくできた」という大前提で教えてくれるということです。
だから、教わった方はそのやり方やそのイメージで一生懸命やってみるわけです。
だけど、どうしてもそれではできないことがある…。「なんで先生の教えの通りに歌えないんだろう?」と落ち込むこともあるわけです。
でも、当然ですよね。
教える人にとっては「有効な方法」であり、「イメージできる方法」ということであって自分にとって有効かどうかは別問題ですから。
それに、有効かどうかは自分で見つけないといけないから。まぁ、これは今だから言えることですけれど。
「笑ったときの口の形で歌う」というのは、口角を上げて表情筋を使うためという理屈があったとしても、どこまで、どう上げて、どう使ったらいいのか、どこに、どう響かせて、どう声をだしたらいいのかは自分にしか分からない。
自分にとっての最適は、笑ったときの口の形というイメージじゃないかもしれないんです。
当然のことながら、顔かたちも、骨格も、姿勢も違いますから、どんなに経験があって、どんなに素晴らしい先生の教えをその通りにやったとしても。まったく思ったように上達しないということはあるわけです。
「ヒントにはなっても、正解にはならない」
溢れる情報や周りに振り回されがちな今、最近つくづく思ったことなんですよね。
結局のところ「自分自身で見つけるしかない」ということはビジネスと一緒だなって。
ビジネスにも「〇〇のやり方」「〇〇方法」というふうに上手く売れる、楽に集客できると教えてくれるものがあります。
教えてくれる人は、「自分がその方法で上手くいったから」ということが大前提にあるわけですから、「こうやれば上手くいくよ」と教えてくれます。
どんなに良いと言われる方法を取り入れて真似したところで、成果につながらないことはよくありますよね。だって、自分に合っていない方法でやり続けるのはともかくしんどいですから。
「気持ちが安定して、いろいろ考えて判断が出来て、自分が一番楽に力を発揮できる」
この自分にとっての最適解は自分にしか分からないとしたら見つけるしかないですよね。
昨年大リーグで大活躍した大谷翔平選手でさえ、「もっと野球がうまくなりたい」と言って鍛錬を続けています。
あなたの「もっとうまくなりたい」は何でしょうか?
「ヒントにはなっても正解にはならない」
ヒントばかりを溜め込んでおくのは止めて自分の最適解を見つけましょう。
では、今日も1日お元気で。
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