ミセルチカラの磨き方
成功の鍵は集客じゃない!中小企業のための逆転発想術
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
集客の捉え方を変えて、経営を加速させる
起業してまず気になることと言えば、お客様が集まるかどうか、つまり、集客ではないでしょうか。
どんなに良い商品やサービスを提供していても、それを買ってくれるお客様がいなければ売上にはつながりません。だからこそ、誰もが「どうやって集客するか」に力を入れます。しかし、実際に自分で取り組んでみると、集客の難しさを痛感するはずです。
ホームページ、ブログ、Facebook、メルマガ、YouTube…集客に使えるツールは数多くあります。しかし、これらのツールを効果的に活用するには、それなりの工夫と時間、そしてお金が必要です。
中小企業の場合、テレビCMのような大掛かりな広告は難しいにしても、インターネット広告や雑誌広告を活用することで自社を広くアピールすることは可能です。また、営業代行会社を利用してアウトソーシングする選択肢もあります。
では、どの方法を選べば最適か。どうすればお客様が集まるのか。
これが分かれば苦労しません。しかし、どんな方法を採用しても、集客には時間とお金が必要です。そして、多くの中小企業が集客の壁にぶつかる理由は、この時間とお金のバランスをうまく取れないからです。
集客の負のサイクル
多くの中小企業が次のような負のサイクルに陥っています。
- お金がないから集客に投資できない。
- 集客に時間をかけても成果が出ないうちに資金が尽きる。
- 資金不足のためさらに集客ができない。
このサイクルが続くと、ジリ貧の状態から抜け出せず、経営が苦しくなります。お金をかけずに時間だけで集客しようとするのは、経営資源が限られている中小企業にとって非常にリスクが高い戦略です。
集客よりも売ることにフォーカスする
では、どうすればこの負のサイクルを断ち切ることができるのでしょうか?
その答えは、集客よりもまず売ることに注力することです。
多くの経営者が、最初から大規模な集客を目指し、何千人もの見込み客を集めようとします。しかし、それでは資金や時間が不足してしまいます。重要なのは、小さなステップから始めることです。具体的には、まずは5人の顧客に商品を購入してもらうことを目標にしましょう。
売上が立てば、次のステップに進むことができます。それは、売上を元にして時間を買うことです。具体的には、集客にお金を投資することで、効率よく見込み客を増やしていきます。
以下の流れを意識しましょう。
- 売る:小さなターゲットに集中して商品を販売する。
- お金を得る:売上から利益を確保し、資金を増やす。
- 集客にお金を使って時間を買う:効率的な集客ツールや広告に投資する。
このプロセスを繰り返すことで、徐々に集客が楽になり、経営の基盤が強化されます。
集客に時間をかけられる条件
集客にじっくり時間をかけられるのは、財務基盤が安定している企業だけです。資金が潤沢にあり、集客に時間をかけても経営に影響が出ない状態であれば、時間をかけた戦略的な集客が可能です。
しかし、財務状態が不安定な段階では、お金を使って時間を買うという考え方が重要です。例えば、オンライン広告を活用することで、短期間で多くの見込み客にアプローチできます。営業代行を利用することで、自社リソースを他の重要な業務に集中させることも可能です。
経営者のマインドセットを変える
集客に関する考え方を変えることで、経営のスピードを格段に上げることができます。重要なのは、最初から完璧を目指さないことです。小さな成功を積み重ね、その成功を次のステップにつなげることで、負のサイクルから抜け出すことができます。
今、あなたが直面している課題に立ち向かうためには、売上を最優先に考え、その資金をもとに集客を効率化する道を選びましょう。この流れを実現することで、短期間で確実に経営を安定させることが可能になります。
まとめ
起業当初は、集客よりも売ることを優先し、得た資金を使って集客を効率化する流れを作ることが成功への近道です。お金で時間を買うという意識を持ち、効率的な経営を目指しましょう。
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