ミセルチカラの磨き方

2024/09/06

仕事でお客様から感謝されることを過大視しない

カテゴリー :マーケティング

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

お客様から感謝されることを過大視しない
お客様から感謝される」と誰でも嬉しいです。

このため、「お客様の感謝」を経営理念に掲げたり、仕事の目的にしているケースも多いかと思います。


しかしながら、実際の仕事の現場において、お客様から直接「ありがとう!」と言ってもらえたり、先方が「◯◯さんには感謝しています」と声を掛けてくれたりするとは限りません。

たとえ本当は感謝していても、直接感謝の言葉を発したり、態度で示したりするかどうかは人によります。


すると、せっかく相手のために頑張って仕事をしても

相手からの反応がない
 ↓
感謝されていないと感じる
 ↓
仕事に対するモチベーションが落ちる

ケースが起こります。


もし、その仕事が好きで好きでたまらないなら、相手が感謝しようがしまいが、それほど影響はないかもしれません。

一方、その仕事がそれほど好きでもないのに、前述のように感謝されていないケースが増えると「やはりこの仕事は自分には向いていないのかもしれない」と思い始めます。

 

好きなことを仕事にしても、ビジネスとして成立するとは限りません。このため、よく言われるのは「好きなことではなく、ニーズのあることを仕事にしよう」です。

その際、気をつけたいのが「お客様から感謝されることを過大視しない」です。

つまり、「たとえお客様から直接的に感謝の言葉を言われなくても、平常心で日々仕事に向き合う」ことができるかどうかがポイント。


特に

・本当は別にやってみたい仕事がある

・けれども、ビジネスとして成立させるために一定のニーズのある今の仕事をやらざるを得ない

場合、「お客様から感謝されることで、自分の感情も動き、仕事にも創意工夫が生まれる」ことはあまり期待できません。


その際、「お金を稼ぐため」とスパッと気持ち的に割り切れるのでは問題はありません。

けれども、「仕事ってお金のためだけじゃないよなぁ」と思いを抱きながら、「やっぱりお客様から感謝されたいなぁ」という気持ちで相手に接していると、かえって中途半端な仕事に終わります。

たとえ、自分がそれほど好きではない仕事であっても、また、高品質の商品やサービスを提供しているにも関わらず、お客様から感謝されることが少なくても、自ら創意工夫して、その仕事に取り組んでいるのであれば、その仕事はその人にとっての天職です。


大谷選手のように自分の大好きな仕事で何百億円と稼ぐのは理想。

一方、本当はそんなに好きとは思えない仕事で、日々知恵を絞って生活を維持できるのであれば、それもプロフェッショナルの一つのあり方です。

いろいろと批判を受けながらも二刀流を貫いて世界を代表するプロ野球選手になった大谷選手。大活躍の背景には自分の信じることを貫いた思いと不断の努力の積み重ねがあります。

一方、他人からあまり感謝されなくても、自分の信じることを貫いて不断の努力を重ねることができるのであれば、それは一つの才能です。


野球ファンも気まぐれ。今は「オータニさーん」と称賛している人たちも、活躍するシーンが減ってくると、平気でブーイングします。

お客様であれ、野球ファンであれ、相手は自分にとっては第三者。

一度切りの人生なので、第三者の反応に軸を置くのではなく、自分の信じることを軸に置いて創意工夫を重ねましょう


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