ミセルチカラの磨き方
十四の心で聴く傾聴はコミュニケーションにおけるマインドセットから
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
昨日と今日の気温差10度というのは、身体にもストレスですね。
「寒暖疲労」というものがあるそうですから、十分に気をつけたいところです。
さて、私の仕事の大事なことは「きく」ということ。
あえて「きく」というひらがな表記にしたのは「聞く」「訊く」「聴く」とちょっと違う意味合いがあるからです。
日常的に私達が一番使うのは「聞く」だと思います。自然に耳から入って来るものは「聞く」を使います。
知りたいことや質問したいことを尋ねることは「訊く」という字が本来のようですが、あえて分けることはなく「聞く」という字を使うことが多いようです。
そして、積極的に耳を傾けて「きく」ことを「聴く」、「傾聴」というものです。
この「聴」の字には「十四の心で聴く」という意味があることをクライアントさんに教えていただきました。
「十四の心って何だろう?」と思って調べてみたところ、相手の感じていること、伝えたいことを理解しようと耳を傾けるには「なるほどね~」という要素です。
ちなみに、その十四の心はこれです。
・受容する心 ・ゆったりとした心
・共感する心 ・誠実な心
・好意的な心 ・先入観のない心
・興味を示す心 ・明るい心
・肯定する心 ・公平な心
・優しい心 ・信頼の心
・理解する心 ・感謝の心
「傾聴」というのは「自分対相手」という中でのスキルです。そして「十四の心」は、コミュニケーションにおけるマインドセットなのだと思います。
そこで、新しい「傾聴」を思いつきました!
…というほど大げさなことではありませんが
この「十四の心」の前に「自分に」とか「自分を」というのをつけてみます。
自分に対してのこととして「十四の心」を見ると、相手が他人だったら意識して出来たとしても、自分に対しては意識することが難しいことが分ります。私自身を含めて、多くの人ができていないはずです。
これは、火曜日の専門コラムでお伝えした「内面のコミュニケーション」につながります。
「相手の感じていることや伝えたいことを理解する」ためのマインドセットは、「自分の感じていることや考えていることを理解する」マインドセットに変わるからです。
ただ、この「十四の心」、相手に対するときと自分に対するときでは大きな違いがあると思っています。
相手に対しての時は、たとえ相手のことが分からなくても、その心持ちを初めから意識できます。頭で組み立てて考えることだってできます。
でも、自分に対しての時は、自分の内面と向き合う中で、だんだん意識できるようになって、最終的にこんな心持ちになれるということになります。
ですから、相手に対してよりもかなりハードルが高い!
いずれにしても、「十四の心」で相手の話を聴けるに越したことはないですし、「十四の心」で客観的に自分の内面と向き合えることも同様です。
そこで思うわけです!
やっぱりセルフプロデュースだと。自分の内面との究極のコミュニケーション法ですから。
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「十四の心は大事だよね~」と言うのは簡単。理解することと実践することには雲泥の差があります。
それでは、今日も1日お元気で。
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