ミセルチカラの磨き方
フィードバックはダメ出しすることではありません!
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
今日から2月です。
時が経つのは「早い」というか…まさに「速い!」です。
さて今日は、私がモヤモヤした話です。
「なにそれぇ~?!ウソやん!」(思い切り関西弁で!)
日曜の朝からテレビに向かって叫んでいた私。
見ていたのは「がっちりマンデー」という番組。2人の社長がそれぞれの会社のサービスを体験して気づいたことを言うという企画でした。
その企画の冒頭、ナレーションがこう言いました。
「お互いのサービスについてフィードバックする、ダメ出しをする」って。
その後もずっと面白おかしく「ダメ出し」は連呼されます。
「フィードバック=ダメ出し」ということです。
「フィードバック」と言っても多くの人には耳なじみがないかもしれません。「ダメ出し」って言った方が分かりやすいし、番組の企画としてはおもしろいというのも分かります。
でも私はテレビに向かって「なにそれぇ~?!ウソやん!」に続いて、「フィードバックはダメ出しとちゃうねんけど」と言っていました。
「フィードバック」の意味を調べてみると、日本語では「指摘する」という意味合いが強いです。
そして、日本語の「指摘」は「大切な点や注意すべきこと」という他に、「欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すこと」とあります。
「欠点や過失を指摘する」というイメージが根強いかもしれないと改めて思いました。
会社でもよくあることですが、「指摘」と言いながら、正論を振りかざすだけの「指導」になることもあれば、「指摘」と言いながら、アドバイスと称した「叱責」になることもあります。
これは「欠点や過失を指摘する」につながっていると言えそうです。
私はフィードバックを「別の視点からの捉え方」だと思っています。
あえて「指摘」という言葉を使うなら、「欠点や過失の指摘はフィードバックではない」と言っても過言ではありません。
まぁ、あくまでも私見としてですが…。
良いことだけを言えばいいというのではなく、悪いと思われることも視点を変えれば良いことに、良いと思われることも視点を変えれば悪いことになるからです。
自分では良くないと思っていることも、捉え方を変えればすごく良いことになりますし、逆の場合もあるということです。
自分にはない考え方や捉え方を「フィードバック」として別の人から提示されたら、次のアクションとしては「それをどのように活かすか」ということになります。
でも、フィードバックを「欠点や過失の指摘」として受け取ったら、その指摘を元に「反省する」「止める」「あきらめる」という道が見えます。
スタートから気分が落ちてしまうのは、もったいない。
先日クライアントさんに「私は〇〇さんと同じ方向を見てますから、〇〇さんがどうしたいかもよく分かってます。でも、ずっと一緒に仕事をすることはできないから、こう言ってます。」って自然にしゃべっていましたが、フィードバックの本質だなと思いました…後からですけど。
クライアントさんと同じ方向を見て、やりたいことを理解して、やりたいことを実現するために、その人には無い考え方や捉え方をお伝えする。
そして、やりたいことを実現する。これこそが「フィードバック」です!
以前「フィードバックをもらおう!」っていうお年玉企画をやったことがあります。
でも、この番組のように言うと「ダメ出しをもらおう!」っことになりますよね…。
「ダメ出しをもらおう!なんて企画、誰も申し込みたないやん!」と言う私を見て、夫はニヤニヤしてたけど…笑。
ぜひ一度「自分へのダメ出し」ではないフィードバックを経験してみてください!
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では、今日も1日お元気で。
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