ミセルチカラの磨き方
強さとしなやかさの秘密は節の構造にあり
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
今年最後の「ワクワクの仕掛け」をお送りします。
ちょうどこの1年を振り返るみたいな時期かと思いますが、みなさんにとって今年1年はどんな年でしたか?
私にとってはまさに「節目」の1年。
夫婦そろって還暦を迎え、結婚してから30年になりました。
ちなみに30年は真珠婚式というらしいです…真珠はなかったけど。
そして、本格的に仕事を始めて10年。
一区切りと言うことではありませんが、これまでやってきたことを整理したり、これからやりたいことを練ったりという時間になったと思います。
たまたま「今年は節目だった」と思ったところで、「節目」というものにこだわって考えてみました。
ご存知の通り、そもそも「節目」というのは竹の節のことですよね。
「節は強度を強くするためにある」くらいのざっくりしたことは知っている方も多いと思います。確かに竹の中は空洞だし、節が無いまま伸びて行ったらデロ~ンと曲がってしまいそうなことはイメージできます。
ただこの竹の節というのは、そう単純でもないみたい。
節の間隔にも強さの秘密がありました。竹の節の間隔は、根元が狭くて上に行くにつれて広くなっているらしいです。でも、さらに先のほうになると、根元と同じようにまた狭くなる。根元は自分の重さに堪えるため、先端は枝葉を支えるために「狭→拡→狭」とするようです。
ずっと狭い間隔のままの方が竹は丈夫になるように思いますが、強風などで横から大きな力が加わると折れてしまうために中間部分の間隔を広げておくことで強い風の力を逃せるそう。
なんだかすごくないですか?
竹林で風が吹くと竹がしなやかに揺れます。サワサワという葉擦れの音を心地よく感じますが、そのしなやかさの秘密は「節の構造」にあったんですね。
今度じっくり節の間隔を見てみないと。
この「節の構造」情報は近畿大学の井上昭夫教授の記事を見て知ったんですけれど、その中で一番印象に残ったのは「竹は木でも草でもなく、竹は竹」ということ。
植物学的な分類はあるにしても、節があることも中身が空洞なことも他の植物にはない特性を持っているからだそう。
竹は自分の節を上手く使って「竹は竹」として強くしなやかに生育する。そして、人は自分の心意気を上手く使って「自分は自分」として強くしなやかに生きていく。
竹を強くしなやかにするための「節」を自分の「心意気」とすればそういうことになります。
う~ん、節目の年の最後に良いことに気がついた!
竹が他の植物と違う独自の構造を持つのと同じように自分の感情や思考の構造も唯一無二のもの。
今年最後のブログも、やっぱり同じことをお伝えします。
自分でその構造が分かってないと「自分は自分」として生きられないですよ。
節目となった2023年もあと数日。
「今年も残すところ…」というフレーズを耳にすると、主婦としては「あれもやってない」「これもやってない」が発動して焦りますけれど…。
今年もブログをお読みいただきありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください!
なお、唯一無二である自分の感情や思考の構造を知りたい方は「こちら」をご覧ください。
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