ミセルチカラの磨き方
ビジネスにおける正解は目的からズレないこと
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
日中は30度を越しても、朝晩はすっかり秋の空気です。
夜になるといろんな種類の虫の声が聞こえてきて、「家の中で鳴いてる?」と思うくらいのボリュームに驚きます。
さて、数種類の虫の声とは違って、まったく同じ時期、まったく同じ価格で、まったく同じ商品が数種類の場所で売っているとしたら、あなたならどこで購入しますか?
例えばこの商品がお店に行って買えるものだとしたら、
いつも行くお店
仲良しの店員さんがいるお店
雰囲気のいいお店
アクセスのいいお店…等々。
購入の決め手となる理由があるかと思います。
では、お店で売っているものではなく、ネットで選ぶとしたらどうでしょうか?
選ぶ理由に困りませんか?
つい最近、「それはどうやって選ぶの?」と思ったことがありました。
ある会社さんは、競合他社とまったく同じサービスをまったく同じ時期にまったく同じ価格で取り扱っています。競合他社は、自社より規模も大きく有名。
この現状で、「ネットのアクセスを増やす」という課題に取り組まないといけないようでした。
会社側からすればネットのアクセスを増やすのは、「サービスの成約につなげる」ということなのでしょうが、そのサービスを必要とするお客様からすれば、どこにお願いしても同じということになりますし、名のある会社を選んだ方が安心と思うかもしれません。
「お客様が何を基準に選ぶのか?」をまったく考えていないようでしたし、そもそも競合他社でなく、「これで自社を選んでもらいたい」というのもないようでした。
「アクセスを増やす」ということが正解ですから、「アクセスを増やすにはどうするか」を考えることもなく、「アクセスが増える」という結果だけを求めているかんじです。
まぁね、私が直接お話を伺ったわけではないので、「なんだかなぁ~」と思っただけの話ではあるのですが、「そもそも正解ってあるのか?」と問いかけたくなります。
「同じ商品やサービスを売っている」というのは、どんな業種、業態であってもあることです。その中で「どうやって購入してもらうか」を考えるわけですが、やり方はどんどん変化もすれば進化もします。
私が仕事を始めた10年前を思い返してみると、インスタもなければラインもありませんでした。フェイスブックも動画もまだまだやっている人が少なかった。
「フェイスブックに1日5投稿して集客する」とか「USPが大事」とかさかんに言われていましたが、今では聞かなくなりました。
やり方には絶対的な正解がないからこそ、苦労もするし工夫もしなければならないと思います。
そう考えると、ビジネスにおいての正解は「目的からズレないこと」しかありません。
目的が曖昧だったり、目的を忘れてしまったり、目的をすり替えてしまったりすれば必ずズレます!
そして、ズレたまま頑張るという状況になり、そのうち頑張れなくなります。そしてまた、新しい正解を探し続けることに…。
実は「ビジネスの正解は目的からズレないことしかない」というのは、クライアントさんと話していて私の口からスルっと出てきました。
自分で言っておきながら、妙に納得してしまったので、今日のブログでお伝えすることにしました。
「その仕事の目的は何か?」ということをみなさんも改めて考えてみてください。
ゆっくり考える秋の夜長のお供にこちらはいかがでしょう?
では、今日も1日お元気で。
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