ミセルチカラの磨き方
人手不足を解消したいなら、人ではなく仕事の中身を絞り込む
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
人手不足がいろいろな業種で問題となっています。
企業としては「即戦力としてすぐに働いてくれる人が欲しい」というニーズあります。
このため、どうしても過去の経験やスキルを重視しがちです。
例えば、経理業務。
会計ソフトを使った経験のある人とない人がいれば、前者の会計ソフトを使った経験のある人が選ばれる傾向にあります。
しかしながら、仕事の性質上「この資格を持っていないとその仕事をやることはできない」というケースを除けば、多少の経験の差は本人の努力と仕事への取り組み方次第でどうにでもなります。
少子化に伴う人手不足は一企業の努力だけでは解決することができません。ただし、人手が足りない問題を解決する方法はいろいろあります。
先日もあるクライアントさんが、オンラインで仕事の一部をアウトソーシングするサービスの利用を始められました。
毎日会社に行くのは難しいけれど、子育ての合間を縫って自分のスキルを活かした仕事をしたいという人は一定数います。その場合、「月に15時間まで」といった時間を決めて仕事の一部を委託することは可能です。
このように社員やアルバイトなどを雇わなくても人手不足を解決する方法はあります。
けれども、その際、企業側が
- どのような仕事で人手が足りないのか
- その仕事の目的は何なのか
- その目的を達成するためにどのくらいの時間がかかるのか
をおおよそでもつかんでおくことが大事です。
「即戦力としてすぐに働いてくれる人が欲しい」という場合
・任せたい仕事の中味がハッキリしない
・その仕事のやり方や手順を社内で分かっている人がいない
・採用したくても人がなかなか応募してくれない
ことがほとんどです。
サービスによっては
・単純な事務作業しかやりません
・具体的な仕事の指示を会社が明確にしてください
というところもあれば
・方針を決めてもらえば、具体的なやり方は自分たちで考えて実行します
といったところもあります。
要は企業として仕事をしていく上で
- 何がボトルネックになっているのか
を特定した上で、
- そのボトルネックを解消するために何をどこまでやってほしいのか
をハッキリさせることがポイント。
もちろん、要求水準が高くなると予算との兼ね合いで「その価格だと厳しい」という場合もあります。
けれども、「最初から価格で決めるのではなく、自社が求めている価値をしっかり定義する」ことが人手不足の問題解決でも大切。
任せたい仕事の中身を絞ることで、かえって可能性が広がります。
なお、現在弊社では「100日プラン個別検討会」をオンラインで開催しております(90分・無料)。人手不足の解消に向けた対応策もご提案しておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
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