ミセルチカラの磨き方
得手を伸ばし、嫌いなことをやらない理想を実現する
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
人は誰しも得手不得手があります。
書くことが得意な人もいれば、文章を書くのは苦手でも、話すとたいへん魅力的な人もおられます。
先日も「SNSだとなかなか情報発信できない」と言っておられたクライアントさんが「手紙を書いて見込み客の方に送る」という行動を取られました。
すると、その中のお二人の方から「ぜひ、一度お伺いしたい」という返事があった旨ご報告をいただきました。
インターネットで情報発信することに何の抵抗もない人もいれば、「インターネットはちょっとねぇ」とおっしゃる方もおられます。
起業当初は私もインターネットで情報発信することに少し抵抗感がありました。「変なコメントや批判などは無視すれば良い」とネット集客に強い方には言われたものの、やはり良い気はしません。
前述のクライアントさんにも我々からは「何かコメントが入っても全然気にする必要はありませんよ」とアドバイスしていました。
ただ、ご本人の中でなかなか踏ん切りがつかなかったようなので、ご本人からお申し出のあった「お手紙作戦」に切り替えたのです。
結果的には一歩前進したので、私たちもホッとしています。
コンサルタントの中にはご自身の得意なノウハウを活かして「この通りにやりましょう」と教える人がほとんです。
もちろん、そのやり方が理に適っていることもたくさんあります。けれども、仮にそのやり方やノウハウで上手くいくケースがあっても、教えられた側が実践しなければ絵に描いた餅になります。
このため、私たちは「本当はこれをやった方が良いのに」と思っても、ご本人が腹落ちしない限り「これ」を強要することは基本的にはありません。
ただ「基本的には」と書いたのは資金繰りなどが切羽詰まっている状況では、得手不得手や好き嫌いとは関係なくやらなければならないことがあるからです。
厳しい言い方をすれば、「これはやりたくない」「あのやり方は好きではない」と言えるのはまだ余裕のある証拠です。
いろいろ意味で余裕がなくなると
やりたくなくてもやらざるを得ない
↓
気が乗らないので、なかなか上手くいかない
↓
思ったような結果が出ない
↓
ますます焦って気持ちが落ち込む
という悪循環に陥ります。
一度きりの人生なので、自分の好き嫌いを貫くという生き方に私は賛同します。けれども、その好き嫌いを貫き通すにはきちんと仕事やお金が回っていることが前提条件です。
そういう意味では「感情も勘定も両方整ってこそ、事業を続けていけるのだ」と最近改めて実感しています。
なお、自分の好き嫌いを貫き通して仕事に活かしたい方は「こちら」も参考していただければと思います。
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