ミセルチカラの磨き方
自分の仕事を分かりやすい言葉にして図にする
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
暑かった8月も今日で終わりですね。
日中の暑さは同じでも、朝晩は少し秋の始まりを感じます。
さて、先週私は仕事を始めてからの10年を振り返って自分の仕事をひとつの図にまとめました。
その続きの話です。
私の図を見た社長が言いました。
「自分のも欲しい…。」
「えっ?いる?」
「いる!」
というわけで、社長の仕事も図にしてみることに。
簡単に言ってしまえば、自分の仕事を分かりやすい言葉にして図にするというものですが、「言うは易し…」なのです。
ひと言に「仕事」と言っても、いろんなことをやっています。やっている「こと」に注目すれば、たぶん無数にあります。
その「こと」をまとめる必要があるわけで、それは「ひとくくりにしてつなげる」イメージです。
図を見ていただくとわかるのですが、ひとくくりになったそれぞれのことは「ど真ん中のひとこと」で全部がつながるというもの。これはまさに、「伝える&伝わる言葉にする」ことです。
社長がやっている仕事はもちろん知っていますが、本人が「何をどう伝えたいか」となると聞くしかありません。
しかし! かなり難航…。
「伝える&伝わる言葉」にするということにおいては、相手が誰であろうと私がやることは変わらないのです。それが社長であろうと、夫であろうと。
「つまり、〇〇ってこういうこと?」
「う~ん、それだと分かりにくいかな…」
「別の言い方だったら、何て言えるかしらね…」
この後どうなるか…。
岩井を知っている人が持つ大方のイメージとは違って、岩井は気が短い。
「これで分からないんだったらいいよ」と黙り込んでしまいました。
これは「困ったクライアントさん」です。私が自分で考えないと図が完成しない事態ですが、「コトノハ職人」の頭の中はフル稼働を始めます。
大まかなところまで仕上げての最終確認。
一番大事なのは、やっている「こと」をつなげるど真ん中の言葉です。
岩井のど真ん中は「たおやかな座組みづくり」でつながりました。
「座組み」というのは、歌舞伎等の出演者の構成のことをいう言葉ですが、ビジネスにおいては構成や仕組み、体制を表すと言えます。
「柔軟に態勢&体制を整える」仕事を「たおやかな座組みづくり」とまとめられました。
「何でもできるは、何もできないのと同じ」という考え方があります。
だからというわけでもないのでしょうが、岩井は「自分の引き出しの多さが武器になる」とは思っていないところがあります。
しかし、「座組みづくり」をしようと思ったら、引き出しが少ないのはマイナスでしかありません。少ない引き出しでは、お決まりのワンパターンをお客様に押し付けることにもなってしまいますから。
「感情と勘定を整えて、したたかに生き抜く会社をつくる」というヒーズの心意気は
- 感情担当の役割:「愛されるブランド構築」
- 勘定担当の役割:「たおやかな座組みづくり」
で支えられているということに落ち着きました
…めでたしめでたし。
自分自身や自社のブランド構築については
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でお伝えしていますので、ぜひ!
それでは、今日も1日お元気で。
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