ミセルチカラの磨き方
ブランドは価値が伝わってお客様の中で蓄積することで作られる
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
「十年一区切り」とはよく言いますが、私も今の仕事をスタートして10年になりました。
ちょうど良い機会だと思って、自分自身の振り返りや見直しをしています。
私が初めてセミナーを開催したときのタイトルが「自分ブランドの作り方」というものでした。10年前、2013年の7月のことです。
そのタイトルと内容を見て、最近あまり「ブランドを作る」という言い方をしていないことを思い出しました。
一般的には「ブランディング」という言い方もあるわけですが、「私の仕事はブランディングです」と積極的に言ってはこなかった。自分の中に「なんか違う…」という思いがあったからです。
どれぐらい前のことだったでしょうか…。
「ブランディングの専門家」という方のプレゼンを目にする機会がありました。
ものすごいプレゼン資料が用意されていて、ものすごい自信たっぷりのプレゼンでした。
その時に一番驚いたことは、「新しい会社のロゴを決めないとブランディングできない」「まずは新しいロゴデザインからスタートする」と言われたことでした。
「なんか違う…」って思いました。ロゴが新しくなることはひとつのきっかけではあるけれど…。
認知してもらってイメージアップを図ること、そして売上につなげるために「ブランディングする」「ブランディングを強化する」という言い方はよく使われています。
だから、おしゃれなロゴをつくることやイメージカラーを使うことだったり、広告や人気を得るためのプロモーションだったりが先行するように思います。
さらにネット上でバズらせて知名度を上げることやSNSを使ってどんどん発信することを強化することにもなります。
それぞれは大事なことではありますが、ただの手段。ひとつの方法でしかありません。
そもそもブランドは急ごしらえの小手先のテクニックでできるものではないからです。
商品やサービスを通して提供する価値がお客様に伝わるからこそ、お客様の中で価値が蓄積していきます。その結果として「ブランド」になっている。
これさえあれば、これさえやればブランディングできるなんてあり得ない!
「ブランドとして育てていく」というのが本来の形です。
…こんなことを考えていて、自分の中でつながりました。
10年前「自分ブランドの作り方」と言っていた頃と根本的には変わっていない!
10年の間に経験も増えましたし、知識も増えました。ノウハウも確立しましたし、スキルも上がっています。
プロファイリングもコーチングもマーケティングもPR活動もコンテンツづくりも、すべて「その人」や「その会社」を「ブランドとして育てていく」ということにつながります。
「愛されるブランド構築」
これが私の仕事なのだとハッキリ自覚しました。
10年で原点回帰というよりは、2周目に突入したというかんじでしょうか。
「愛されるブランド構築」のために必要なことを短い動画で話し始めました。
「聞きながら読む本」のイメージで作っています。順次公開中です。
(1本目)
(2本目)
好きなことを仕事に選んだのに上手くいかないと感じていたら、「愛されるブランド構築」が必要だと思います!
それでは、今日1日お元気で。
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