ミセルチカラの磨き方
お客様に精一杯の気持ちを込めて伝えたいことって何ですか?
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
猛暑に驚かなくなっていることに驚きますが、毎日厳しい暑さが続いています。
暑いさなかでも、コロナ禍で会えなかった分を取り返すようにホームで暮らす母に会いに行っています。
先日は週に1度の歯医者さんの健診日でした。
歯のお掃除をしてくださる衛生士さんが「先週、歯のホワイトニングをしてとっても喜んでくださったんですよ」と私に教えてくださいました。
そのお礼を言っている最中、次に若い歯医者さんがいらっしゃいました。そして、「先週、歯を白くしたらすごく喜んでくれました!」と。
どうやら実際にホワイトニングをしてくださったのはこの若い先生のようでした。
「ありがとうございます」と言う私は、短い時間で、既に同じ話を2回聞いています。
院長先生の治療が終わったところで、先程の若い先生がまた登場。
そして、「先週ホワイトニングをしたときホントに喜んでくれたんですよ!」とめちゃくちゃうれしそうにまた話してくださるわけです。
この同じ話、若い先生からは2回目。(最初からなら3回目!)
「見たこともないぐらいの笑顔だったんです!」と。
定期的にホワイトニングもしていただいているのですが、母はいつも「ありがとう」と言っているはずです。でも、若い先生にはとびきりの笑顔が印象的だったよう。
この若い先生の話を聞いて思いました。
「お客様に喜んでもらう」
すごくシンプルなことですけれど、仕事の喜びってこういうことなんじゃないかって。
言葉や振る舞いを通して伝えてくれたからこそ大きな喜びを感じられたということ。
素直に喜びを伝えてもらうと、受け取る側は誰だってうれしいですね。
それと同じように、伝える側になった時、どれだけ精一杯伝えているでしょうか?
日頃から「伝えることの大切さ」というのはブログでも書いていますけれど、伝えるための手段に頼り過ぎて、伝えられていないんじゃないか…。
この歯医者さんに会った日の夜。
母は電話でこういいました。
「きょう は いちにち たのし かった ありがとう」
母が楽しかったという1日は、まったく特別なことなんてない日常です。
言葉が上手く出てこなくても、一生懸命「ありがとう」を伝えようとしてくれます。
母を見ていると、まだまだ足りないと思わされてしまいます。
あなたがお客様に精一杯の気持ちを込めて伝えたいことって何ですか?
それを言葉にして伝えられていますか?
暑い日々が続きますから、外に出る時間を考える時間にシフトしてみてください。
では、今日も1日お元気で。
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