ミセルチカラの磨き方
「誰に教わるか」「どんな方法で始めるか」の影響は大きい?
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
初めてのことをやろうとした時に、「誰に教わるか」「どんな方法で始めるか」っていうのは、後々にとても影響すると思うことがあります。
最初に習ったり覚えたりしたことが、自分の基準であり当たり前になるからです。
最近特に「好きの才」を考えていて思い出したことがあります。
私の子供時代、1960年代から1970年代には「ピアノ」が女の子の習い事としては大人気でした。
ピアノを弾くために教則本と言われるものを使いますが、最初はこれで、それが終わったらこれで、その次は…という具合に、お決まりのコースがありました。
大抵最初に使う教則本が「バイエル」です。
教則本の選択肢がいろいろに増えた現在でも、一定数使われ続けているようです。
日本では「ピアノ教本といえばバイエル」という時代が100年以上続いたといわれていますから、絶対的存在!
私はと言うと、「ピアノのスタートはバイエル」というセオリーから外れていました。
私の先生が用意してくれた本の練習曲には、歌詞がついていた!
最初から、「歌いながら弾く」ということを当たり前にやっていました。
今にして思えば、当時としてはとても珍しいことです。ピアノを習っている子たちは、「今バイエルの〇番練習してる~」が普通の会話でしたし、「バイエルが嫌いでピアノをやめた」と言う子もいましたし。
もちろん最初は弾くだけ、次に歌うだけ、最終的に弾きながら歌うという段階を踏んではいましたが、1曲ごとに経験する弾きながら歌えた時の達成感や喜びを子供ながらにしっかり感じていました。
私の最初の習い事「ピアノ」場合
- 最初に誰に習うのか→声楽科卒の先生だった
- どんな方法で→歌いながら弾く教則本を使った
- 私の当たり前→弾きながら歌う
「ピアノを弾く人はみんな歌いながら弾く」と思い込んでいました。「ピアノは弾けても歌いながら弾けない人がいる」と分かったときには、少なからず衝撃…私も子供ですから。
歌詞付きの教則本が終了した時には、能力に合わせたピアノ曲に移行していきましたけれど、セオリー通りではなかったスタートが原点。
今も歌を歌い続けている私の好きの才の原点です。
ビジネスにも「スタートはこうした方が良い」「次はこうしたら上手くいく」「こういうときは…」ということを教えてくれる人もいますし、ありとあらゆる方法もあります。
パターン化、雛形、セオリーはあるにしても、自分に合致したものかどうかが一番大事だと思います。
そうでないと、ご機嫌な自分で続けられませんから。
だから私は「好きの才」をビジネスに活かしたい!
ただできることじゃない、ただ得意なことじゃない好きの才。
自分の好きの才を活かさない人生はもったいない!
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♪おつかいありさん おにもつエッサッサ~♪
55年前最初に弾きながら歌った曲の歌詞です。
今も忘れてないんです…笑。
では、今日も1日お元気で。
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