ミセルチカラの磨き方
「どこに感情が動くのか」「何に感情が動いてほしいのか」を考え抜く
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
先週お知らせしました還暦記念プレゼント企画は5月25日までです。
「いつも鼻が詰まっちゃうから困るのよね…。」
「うん?鼻が詰まる…?」
これ、何の会話だと思いますか?
花粉症の話ではありません。実は、私の歌を聴いて来てくださる方の言葉なんです。
言われた私も「鼻が詰まる」の意味が最初は分からなかったんですけれど、「泣いてしまうから」というのがその理由。
お断りしておきますが、私の歌がとびきり上手とか涙を誘うような歌というわけではありません。その人は歌を聴いた時に何かしらの「感情が動く」ということです。
歌のメロディかもしれないし、歌詞かもしれません。
声そのものかもしれないし、演奏かもしれません。
自分自身の状況にリンクするのかもしれません。
何か一つということではないにしても、感情が動いた結果が、たまたま「涙」なのだと思います。
歌に限らず、私達には「感情が動く」ということがあるはずですが、忘れがちなんですよね…。
特にビジネスにおいては「お客様の感情が動く」「お客様の感情を動かす」ということに対する意識が足りないと思うことがよくあります。
ある時、こんなことを言う人がいました。
「うちのお客さんは、性能や品質が良いかと値段に興味があるので感情とか関係ありません。」
お客様が口に出して表に見えていることは性能や品質、値段であったとしても、そもそも「これいいなぁ」と感じているのです。「欲しい」があるからこそ、「買う」わけですから。
最終的には、どんなに良いものであっても、「これいいなぁ」「欲しいなぁ」という感情が動かないとお客様は「買う」という選択をしません。
もちろん、「これいいなぁ」と感じるポイントは人によって違いますから、どこに感情が動くのか、そして何に感情が動いてほしいのかを考え抜くことも必要です。
考え抜いて初めて、繰り返し伝えられる
↓
伝えられるからこそ、お客様に伝わる
↓
だから、商品やサービスの購入を決定する
これって「当たり前のこと」って思いますか?
自分が買い手側の時には自然にそうしていますが、売り手側になったときには、この当たり前のことを忘れています。
私は「感情を紐解いて整える」という仕事柄セッションの中ではたびたび「感情が動く」瞬間があります。
「話す」と「歌う」という手段は違っても「感情が動く」という意味では、同じかもしれません。
さて、3年4か月ぶりの還暦記念ライブがいよいよ3日後になりました!
ワクワクとドキドキで緊張感も高まっています。
「鼻が詰まって困る」と言っていたその人は、「今度はバスタオルでも持っていこうかな」と真顔で言っていました。いやいや、さすがにそれは大げさだと思いますけれど…。
ライブのご予約は明日が最終日。オンラインでもご視聴いただけます!
それでは、今日も1日お元気で。
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