ミセルチカラの磨き方
情報の質と量&感情の動きを精査して致命傷を防ぐ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨今は連日のように詐欺に関するニュースが報道されています。
以前は電話を使って高齢者にお金を振り込ませる手口が主流でしたが、最近は詐欺というより強盗に近いものが多く、お金どころか、命まで危険にさらされるので、より注意が必要になっています。
会社経営においては、振り込め詐欺のように露骨な形で詐欺にあうのは実際には少ないかもしれません。
ただ、
・買った商品は思ったほど良くなかった
・提案されたサービスがあまり効果がなかった
というのはよくある話です。
そして、結果的にはムダとなった商品やサービスにお金を払うと決断した時には
- 何らかの形で感情が動いた
- どこかの点で情報格差があった
が組み合わさっていることがほとんどです。
つまり、「この商品を買った方がいいかも」という形で感情が動き、「多少分からないところもあるが、まぁ、いいか」と妥協したポイントがあるのです。
会社経営を続けている以上、必ず失敗は起こります。
それゆえ、失敗をゼロにすることはできませんが、致命傷となる失敗は絶対に避ける努力は不可欠です。
そのためには、何か問題が起こった際、
「どういうことで感情が動いたのか」
「どんな情報が不足していたのか」
をその都度検証して次に活かす取り組みが必要です。
悪いことであれ、人は忘れる生き物です。
「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、「しまった!」と思った時に、すぐ対応するのか、そのまま放置するのかでは長期的に大きな差が出ます。
詐欺は人の感情を巧みについてきます。
この点、マーケティングにおいても、売る側は騙すつもりはなくても、「人の感情を動かして、行動につなげよう」とする点では構造的に似ている部分があります。
冷静になって考えれば、正しく判断できる人も動揺してしまうと、間違った行動をしてしまうもの。自分の「感情→思考→行動」のプロセスを踏まえて、大きな失敗を未然に防ぎましょう。
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