ミセルチカラの磨き方
朝ドラのモデルは何に感情が動き、どんな思考をして、どう行動したのか?
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
4月に入りました。
新しい気持ちで、新しいことに取り組み始めたくなりますが、みなさんはいかがでしょうか?
4月からスタートしたNHKの朝の連続テレビ小説の主人公は植物学者の牧野富太郎。誰もが知るメジャー級の有名人ではないと思うのですが、私は7年前にこの方を知りました。
ご本人の著作である牧野富太郎自叙伝と花物語という植物記を手にし、プロファイリングの課題レポートを書いたのがきっかけです。
この人の生涯から「何に感情が動き、どんな思考をして、どう行動するか」ということの分析レポートです。
何の予備知識もなく選んだ人でしたし、正直、どんなレポートを書いたのかすっかり忘れていました。でも、読み返してみるとなかなかに面白いものでした。
一言で言うなら、ただひたすらに自分の好きを追求した人です。植物に対する愛情と情熱は本物、並々ならぬものがありました。
95年の生涯を現役であり続け、90歳まで登山をして植物採集をしていたそうです。採集した標本60万点、命名した植物は2500余。
自分を「植物の愛人」と言うくらい植物が好きであっても、順風満帆とは言えない人生を送っています。
自伝の中に「左の手では貧乏と戦い、右の手では学問と戦いました」という記述があります。
長い極貧と困難を極めた研究生活であっても、決してあきらめず、採集した植物を手放さなかったのですから、「自分の好き」を貫くってすごいことです。
「自分の好き」って簡単に聞こえますけれど、実はとっても難しいものであると言えます。
「自分の好き」が分からない人もいます。
「自分の好き」が見えていない人もいます。
「自分の好き」が無いと思っている人もいます。
実は、「自分の好き」というものは、自分の本質的なところと密接につながっています。だから、自分自身を理解できていなければ、一生をかけて好きを貫くのは難しいということです。
牧野富太郎が遺した印象的な言葉があります。
「人生れて酔生夢死ほどつまらないものはない」
「酔生夢死」とは、何も価値のあることをせず、ただ生きていたというだけの一生を終えることという意味です。
「価値のあること」と言うのは、人によってそれぞれ違うと思います。
ただ、「自分の好きを貫く」ということを価値だとするなら、その「自分の好き」という価値が何なのかを自分自身で分かっていないといけません。
植物学者としてどれだけ成功を収めても、「新しい事実が発見されることが愉快でたまらない」という姿勢は生涯変わらなかったそうです。
ただそれは、自分一人で楽しんだり研究したりということではなく、「一般の人にも植物に親しんでもらいたい」という思いや、「植物学会にも日本の学術を広め貢献したい」という思いから。
自分の好きを貫くことの価値が、ここにあるように思います。
「自分の好きを貫く」としたら、あなたにとっての「好き」は何でしょうか?
4月という新しいスタートです。ぜひ考えてみてください。
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★「自分の好きを貫く」きっかけとなるセッションは「こちら」をクリックしてご確認ください。
なお、前述のセッションは、
1.「10個の質問」に事前にご回答いただく(セッション前)
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2.セッションで解決したい課題を話していただく(セッション中)
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3.詳細なセッションノートを受け取る(セッション後)
という3部構成で成り立っています。
感情に紐づく形で思考の癖が分かり、その後の仕事やプライベートに活かせるので、たいへんご好評いただいております。
では、今日も1日お元気で。
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