ミセルチカラの磨き方
大谷選手の年収85億円の報道を受けて感じたこと
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
大谷選手の今年の年収が85億円!
「すご〜い オオタニさ〜ん」
と言うしかないですね。
では、なぜ大谷選手は85億円も稼げるのか?
・持って生まれた才能
・本人の努力
・野球に対する真摯な取り組み姿勢・・・
といろいろあげられますが、一つには
・仕事として野球を選んだこと
・野球をする場所として大リーグを選んだこと
があります。
言い換えれば
- 業種:野球
- 市場:大リーグ
を選んで努力を重ねて結果を出したことが85億円という数字につながっています。
もちろん大谷選手の場合は「年収85億円を達成したいから大リーガーを目指した」訳ではありません。
けれども、もし大谷選手がいかに才能に恵まれていたとしても
・野球ではなく卓球を選んだ
・プロ野球選手にはなったが、日本に留まっていた
なら、あの年齢で85億円の年収は達成できなかったはずです。
日本人選手が大リーグで活躍するには野球選手としての素質や実績に加えて
・英語など語学への対応
・移動に伴う時差への対応
・評価として実力主義への対応
などが求められます。
語学の問題は通訳をつけるということで解決できますが、
・時差への対応も含めた体調管理
・日本よりも厳しいマスコミやファンへの対応
は自分が主体的に対応せざるを得ません。
このため、85億円という年収は「高い壁をいろいろと乗り越えた結果のご褒美」とも言えます。
弊社でも時々起業する際のご相談をいただくのですが起業する際に
- どのような業種を選ぶか
で、売上も大きく変わります。
また、同じ業種でも
- どのような市場で勝負するか
によって、収益も違ってきます。
例えば
・製造業をやるのか、サービス業をやるのか
・製造業でも部品を作るのか、完成品を作るのか
・市場として国内市場だけで売るのか、海外市場も視野に入れるのか
によって、その後の事業展開も大きく変わります。
お金の勘定として「10年後に年商100億円を目指します」という事業計画を作ることはそれほど難しいことではありません。
必要な情報を集め、数字の整合性を取ることで目標から逆算して勘定を整えることはコツをつかめば、誰でもできます。
しかしながら、計画通りにはなかなか進まないのが世の常。このため、計算上の勘定を整えるだけではなかなか目標が達成できません。
このため、自分の感情と向き合って
- 本当にやりたいことなのか
- 困難なことがあっても続けられることなのか
を自分で納得することがどうしても必要です。
大谷選手と自分を比べて「自分はなぜダメなのか?」と大きく落ち込んだり、「彼は評価されるのに、どうして自分はなかなか認めてもらえないのか?」と悩んだりする人は少ないはず。
しかしながら、同世代の人や似たような仕事をしている人と自分を比べて
「自分はなぜダメなのか?」
「彼(彼女)は評価されるのに、どうして自分はなかなか認めらもらえないのか?」
と感じる人は少なからずおられます。
そのような場合、勘定を整えるという点からは
・どのような商品を扱っているのか
・対象としているお客様はどうなのか
・どのような市場をメインに事業展開しているのか
を冷静に見極めることがポイントになります。
そして、そこで自分や自社の商品の改善点などが見つかった際に安易にマネするのは危険。
自分自身の感情と向き合い、自分の思考の癖も踏まえた上で
- 本当にやりたいことなのか
- 困難なことがあっても続けられることなのか
をしっかりと腹落ちさせましょう。
年収85億円をもらえる可能性があるからといって、野球未経験の大人が今から大リーグを目指すことはありません。
しかしながら、そこまで大きなギャップがないケースでは
「あの会社では上手くいっているから」
「あの人はあの方法で成功したから」
といった理由でマネするのはよくあります。
けれども、それではかえって回り道になり、時間の無駄になります。
大谷選手を尊敬する理由は人によって違います。
私の場合は、「多くの人が反対したにも関わらず、投打の二刀流貫いた心意気の強さ」です。
感情と勘定が整ってこそ、大きな成果につながるのは大谷選手が見事に体現しています。
昨年10月に弊社では「心意気」から始める経営改革のススメを出版させていただきました。
感情と勘定を整えるためのヒントをまとめていますので、まだお読みいただいていない方は、ぜひ一度お読みください。
↓ ↓ ↓
ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「知恵の和ノート」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。
上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。