ミセルチカラの磨き方
好きなことが売上につながらない場合の処方箋
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
侍ジャパンがWBCで優勝!
日本中が歓喜の輪に包まれましたが、一説によると、その経済効果は650億円にもなるそうです。
MVPにも輝いた大谷選手を見ていると、世の中には「自分の好きなことに夢中になれることで、たくさんの人を巻き込める人がいる」のを実感します。
経済効果に絡めて言えば、「自分の時間とお金を費やすことで、新たな付加価値を生む人がいる」ということです。
一方で、「自分の好きなことに夢中になっても、たくさんの人を巻き込めない人」もいます。
表現を変えると、「自分の時間とお金を費やしても、新たな付加価値を生まない人」です。
例えば、私の場合、夢中になれることに鉄道を使った旅行があります。
この場合、豪華列車に乗るために、二泊三日という時間と100万円というお金を使っても、鉄道会社や旅行会社の売上にはなっても、そこから◯◯億円という経済効果は生まれません。
このため、これは乗り鉄という趣味の範囲に留まっている訳です。
理想は大谷選手のように
自分の好きなことに夢中になることで、たくさんの人を巻き込める
↓
新たな付加価値を生み出す
という流れを作ることです。
けれども、中には
・本当にやりたいことがなかなか見つからない
・やりたいことはあるが、あまり人を巻き込めない
人もおられるのではないでしょうか。
そのような人にお勧めしているのは
自分が嫌だと感じることを言語化する
↓
それを回避するために今まで取り組んできたことを棚卸しする
という方法です。
先日はじめてお会いした経営者とお話している際、「岩井さんはきちんとしていますね」と言われました。
私自身は自分をだらしない人間だと自覚しています。けれども、外からはわりときちんとした人と見られることが多いです。
これを前述の方法に沿って考えてみると
他人のいい加減な指示や意味のない手続で貴重な自分の時間を取られるのが嫌だ
↓
同じ仕事をするなら、仕事がスムーズに回るように業務フローを構築した方が自分にとって好都合だ
↓
ムリ・ムダ・ムラのない業務フローを設計する
というのが私のやってきたことの一つです。
そして、自分が設計して運用している仕事のやり方を見た人が
ムリ・ムダ・ムラがない
↓
きちんとしている
と感じてくれる訳です。
そして、幸か不幸か、世の中にはこのような業務フローを設計するのが苦手な人もおられます。すると、そのような人からすると、私の今までやっていることに一定の価値を感じていただけます。
したがって、前述の方法を補足すると
自分が嫌だと感じることを言語化する
↓
それを回避するために今まで取り組んできたことを棚卸しする
↓
そこで生まれる価値を言語化する
↓
その価値を必要としている人は誰かを考える
↓
「誰に」が見つかれば提案する
↓
価値が上手く伝われば、売上になる
という流れです。
好きなことや夢中になれることが見つからないこともあります。一方、仮に見つかったとしても、それが大きな付加価値を生むとは限りません。
そのような場合、発想を変えて「自分が嫌いなことや嫌だと感じることを回避するためにやってきたことに着目する」と新たな可能性が生まれます。
「今でしょ」で有名なあの林修先生も、以前自分の好きなことをテーマに本を出版したところ、全然売れませんでした。
このため、「自分が夢中になることではなく、人が自分に対して価値を感じてくれる仕事をやる」と決めたそうです。
なお、仮に夢中になれなくても「これは価値があるのだ!」と本人が納得しないものは絶対に売れません。
そして、本人が「こんなことはたいしたことではない」「こんなのできて当たり前でしょ」と感じていることの中に、他者から見ると、「これはスゴイですね」「これはなかなかできませんよ」ということが眠っていることがあります。
ちなみに自分ではあまり気づいていない自分の価値は第三者の力を借りて見つけるのが有効です。
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