ミセルチカラの磨き方
経営者が世界一の侍ジャパンから学んで経営に活かせることは?
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
桜があちらこちらで開花し始めています。
そしてそして、昨日のWBCの決勝戦!
まさに「サクラサク」のうれしい結果になりましたね。
一昨日の準決勝日本VSメキシコの試合もまた心が熱くなりました。
劇的な勝利に多くの人が酔いしれたでしょうし、私もこの試合の最後はウルウルしてしまいました。
この日の午後、勝利の余韻にひたりながらクライアントさんと「1点ビハインドの状況で迎えた9回裏の大事な場面、なぜ栗山監督は村上選手を打席に送り出せたのか?」ということを話していました。
栗山監督は絶不調の若き三冠王、村上選手に対して「最後はお前で勝つんだ」と言い続けたそうですから、「村上を信じていた」と簡単に言うこともできます。
そこでクライアントさんに聞きました。
「栗山監督が村上選手を信じたように社員を信じることができますか?」
クライアントさん、言葉に詰まってしまいました。
村上選手の本来の実力は誰もが知るところです。
「それが分かっているから信じられたのではないか」としばらく考えてからおっしゃいました。
一理あるかもしれません。
ただ今の絶不調が解消されて、本来の力がいつ発揮できるは分かりません。一打が出なければ準決勝敗退になるわけですから、別の選手を送り出す選択肢だってあります。
クライアントさんとの問答がしばらく続き、「自分にはできない」というところに落ち着いてしまったのですが、組織のトップとして学べることはたくさんあるはずです。
村上選手に対する信頼は栗山監督だけでなく、チームメンバーの中にもあったと思います。これは、社内の雰囲気や社風につながることです。
若い頃WBCに参加したダルビッシュ選手は、その経験を今回は年長者としてチームをまとめる役を担いました。これは、管理職やリーダーに求められることにつながります。
そして、村上選手を使い続けた栗山監督には「選手を信じる」ということだけではなく、「最終的な責任は自分が負う」という強い覚悟があった。そう思います。
これは、経営者にとって一番大事なことではないでしょうか。
ここまで話を進めると、クライアントさんもうなるしかありません。
- 自分を信じてくれたら、自分も相手を信じる
- 相手が結果を出したら、自分も相手を認める
- 相手が失敗したら、相手の責任にする
- 自分の期待に応えてくれたら、相手を評価する
こういう人は誰からも信頼されないでしょうし、もしも経営者がこういう姿勢であったら、社員から信頼されるどころか、誰もついてこないことにもなるでしょう。
WBC期間中、栗山監督の映像を見るたびに頬がこけておじいちゃんになっていると思うくらいでした。それだけ大変な戦いだったことが想像できます。
栗山監督と比べることではないのですが、クライアントさんも私も「まだまだ甘いしぬるい」ということで一致。
厳しめのセッションを続けることになりました…笑。
野球の試合ひとつとっても、どんなことが自分のアンテナに引っかかるのか、どんなことに心が動くのかは違うものです。
栗山監督とは同じになれなくても、自分自身の在り方は知ることができます。
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では、今日も1日お元気で。
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