ミセルチカラの磨き方

2023/03/02

「変わる」ことをゴールにしているうちは結局何も変わらない

カテゴリー :ステージを上げる

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

変わることがゴールになっている人は、結局変わらない

ここのところ花粉の飛散量も増えて、季節は冬から春へ。春の暖かさだけなら大歓迎なのに…と思ってしまいます。

季節は着実に変化していきますが、「現状を変える」「現状を変えたい」という時には、誰しも「行動を変えよう」と考えると思います。

そして、変えた先には今より良い状態を想定しているはずです。

 

「変えたい」「変えなくちゃいけない」と思うこと自体は、何らかの「現状の問題点」に気づいているということですから、現状を変えるためには大切なスタート地点。

ただ、最近特に思うのですけれど、「変わることがゴールになっている人は、結局変わらない」ということです。つまり、「変わること」自体を目標にしてしまうということは、その先の姿は見えていないということだからです。

 

そして、そういう場合には、「変わった」=「モノや数字ではっきりと分かる成果」と考えがちです。

それは、変わったことの事実ではありますが、ひとつの結果に過ぎません。望む成果を得たときに本当に変わったのは、そこに至るプロセスの中での考え方や捉え方です。

考え方や捉え方の変化は目に見えませんが、そこが変わったからこそ、行動が変わって結果も変わるということになるわけです。

 

ある経営者の方が「コーチングとかって、数字で分かる成果がでませんよね」とおっしゃいました。

まぁ確かに、売上が上がる方法そのものではないですからね。だから、「何をやっているかわからない」と思う人もいれば、「結果は出なくてもしかたない」と思う人もいるわけです。

 

そもそも、「モノや数字ではっきりと分かる成果」は、行動の先にあるものだと思うんです。

だから、成果がでないのは行動が変えられないことだし、行動を変えるために考え方や捉え方を変えられないことです。

目に見える成果、自分にとって都合の良い変化を望む人は、本音のところでは「変わりたくない」「変わらなくても良い」と思っている可能性が高い。自分自身の考え方や捉え方を変えるくらいなら、「今のままでもいい」という気持ちが強いのだと思います。

 

もちろん理由はそれぞれ違いますが、「現状を変える」と言いながら、実際には決してその土俵に上がることはないように見えます。

土俵下から批判して傍観しているだけの人もいれば、重装備の甲冑を付けて土俵に上がる人もいます。「現状を変える」ために頑張っている感は強いですが、実際には何も変わっていないし、かえってしんどくいぐらいです。

 

また、「現状を変える」という意識がないこともあります。

土俵に上がるなんてことは、絶対にありませんから見ているのは今でも未来でもなく、過去の栄光だけといことも。「昔の横綱、大関っていうのは、こんなもんじゃなかった」とテレビを見ながらこぼしているイメージですね。

 

いずれにしても、共通して言えることは、「現状を変える」をゴールにしているうちは決して変わらないということ。

力を入れている「Flagshipをつくろう!」という看板商品をつくるプロジェクトも考え方は同じです。

 

「現状を変える」「現状を変えたい」

 ↓

「現状を変えるための土俵に上がる」

 ↓

「結果として現状が変わる」

これが自然な流れです。

 

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では、今日も1日お元気で。

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