ミセルチカラの磨き方
売上を安定させるまでの時間を短くしたいなら
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
資金繰り対策
内部監査
業務改善
キャッシュフロー経営
社内体制の構築
経営者のプロファイリング
マーケティング
人材育成・・・
起業して今年で17年目になりますが、振り返ってみると、いろんな仕事をやってきました。まったく節操がありません(汗)。
先日も久しぶりにある経営者の方とお話した際、「今は資金調達はあまりやっておられないのですね」というコメントをいただきました。
その経営者の方は起業して初期の段階でお仕事をさせていただきました。このため、その方が私を思い出してくれるのは「資金調達をサポートしてくれる人」としてです。
ただし、現在は資金繰り対策を前面に打ち出してアピールしていないので、「仕事の内容が変わったのか」と感じられた模様です。
これは「見せ方」としては、かなりマズイやり方です。
特にまったく自分を知らない人から見ると、「何でもできる=何にもできない」と見なされる恐れがあります。
ランチの時「今日はラーメンを食べたいなぁ」と気分であれば、まずは「どこのラーメン屋に行こうか?」と頭の中に思い浮かべます。
「あの定食屋のラーメンが意外と美味しい」と知っている人なら、選択肢の中にその定食屋さんが入るかもしれません。
けれども、そういう情報がない人は「ラーメン 新宿」「ラーメン ランチ 安い」「豚骨ラーメン 美味しい」といった言葉で検索してお店を探すことが多いので、「入口は狭く→奥行きは広く」でないと、集客に苦労する恐れがあります。
実態はともかく、多くの人は「ラーメンはラーメン専門店の方が美味しい」という解釈を基に自分の行動を決めているからです。
いま弊社では「看板商品を2ヵ月でつくる」プロジェクトを推進していますが、これは私の反省点が多いに活かされています。
- 看板がいろいろ変わると何屋さんかがよく分からず、人に紹介してもらいづらい
- 時間をかけてコンテンツを一生懸命作っても、すぐに売れるとは限らない
- 自分の中にある一貫性を自覚していないと、やがて自分も不安になる
資金繰りから人材育成まで、いろいろやってきたのですが、自分の中では一貫していることがあります。それは「経営者が本領を発揮するために阻害要因となるものを取り除く」です。
売上を伸ばしたいのに手元にお金がないと、思ったように売上を上げることができません。
また、画期的な商品ができても社員がその価値をお客様に伝えられないと、やはり売上が伸び悩みます。
そして、経営者が何かモヤモヤした気持ちで仕事をしていたら、会社の業績にも悪影響が出ます。
そういう点では、一見バラバラのように見えるものも、すべてつながっています。
しかしながら、私自身がそれに気づいて自信を持って「弊社は感情と勘定を整えて、しぶとく生き抜く会社をつくることが仕事です」と言えるようになるまで、かなり回り道をしました。
一方、最初から全体のコンセプトをしっかり組み立てた上で、
・資金繰り対策
・業務改善
・人材育成
をやりますという見せ方をしていたら、「もっと早い段階で売上の安定を実現できていたのになぁ」と感じています。
先日もある経営者とお話している際
・一見するとバラバラのように見える仕事をされている
・客観的に見ると、その背景に一貫したものがあるのに、ご本人はそれに気づいていない
ということがありました。
私の場合は、「バラバラの中にある一貫性を自分で見つけるしかなかった」ので、余計な時間がかかりました。
しかしながら、時間がかかって苦労した分、「一見するとバラバラのように見えるものの中にある一貫性を見つける」ノウハウが貯まってきました。
人生100年時代と言えども、時間は有限。
核となるものを見つける
↓
全体のコンセプトを概ね固める
↓
ニーズに応じて打ち出し方を柔軟に変える
方が安定した売上を上げるまでの時間を大幅に短縮できます。
「看板商品をつくるプロジェクト」のオンライン説明会は、今月はあと2回開催する予定です。
4月からの新年度の開始に向けて、売れづつける看板商品のつくり方のエッセンスを手に入れていただければ嬉しく思います。
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