ミセルチカラの磨き方
看板商品となるために必要な2つの要件とは?
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
1月の終わりから、ご自身の、あるいは自社の看板商品を考える「Flagshipをつくろう!」というオンライン説明会を継続開催しています。
「Flagship」というのは、元々はブランドを代表する主力商品のことですから看板商品ということになります。
何をもって「看板商品」と言うのかは、その捉え方によって違うとは思いますが、真っ先に頭に浮かぶのは、「利益を生み出している商品」ということではないかと思います。
では、この利益を生み出している商品、「自分がやりたいことと一致している商品なのか?」ということも合わせてみるとどうでしょうか。
私が考える「Flagship=看板商品」は、
- 自分が心底やりたいものであること
- 利益を生み出すものであること
この2つが揃ったものと定義しています。
自分が世に送り出したい商品やサービスであるのに継続的に利益を生み出すことにならない場合。
人気もあって売れているけれど、これは本当に自分がやりたいことなのか疑問が残る場合。
いずれの場合であっても、こういう状態で提供している商品やサービスは「Flagship=看板商品」であるとは言えません。また、商品やサービスはあるけれども売り上げが安定しないし、本当にやりたいことなのかもわからないとしたら、「看板商品がない」と言えます。
この「看板商品」という言葉をネットで検索をしたら、「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」というのがヒットしました。この長いタイトルが「いかにも」ってかんじですが、これは、観光庁の事業なんです。
地域ならではの観光資源、自然、食、歴史・文化・芸術、生業、交通などを活かして観光客を呼び込める看板商品を創って売るところまでを一貫して支援してくれる事業らしいです。
いいですよね~、この事業。「持っているものをフルに活かす」にしても、もともと地域にあるものは当たり前すぎて、その価値に気づいていなかったりしますから。
その価値を稼げる看板商品にして、なおかつ助成金がもらえるチャンスもあるようですから、さらにいいですよね。
「Flagship=看板商品」も価値を伝えて利益につながる商品にするので、考え方としては同じです。
また、その地域にある独特のものには地元の人の思い入れも誇りもあるでしょうから、「Flagship=看板商品」で考える「自分が心底やりたいものであること」にもつながってくるんです。
私が「Flagship=看板商品」を
- 自分が心底やりたいものであること
- 利益を生み出すものであること
と言う一番の理由は、「2つが揃っていないと続けられないから」です。
当たり前のことかもしれませんけれど、最初から看板商品なんてありません。ずっと売り続けて育てていくからこそ、看板商品になるんです。
今は「バズる」という言葉で言われるんでしょうが、パッと火がついてドバっと売れるのは一過性。続かなければ、「Flagship=看板商品」ではない!
- 「Flagship=看板商品」として、そもそも価値とは何なのか?
- 自分の商品、自社の商品には何が足りないのか?
- 価値を伝えるための言語化ができているのか?
- 伝えたい人に伝わっているのか?
そして、そんなことを考え抜いたことがあるでしょうか?
「そう言われちゃうと、考えていると言えないかも…。」と思われましたら、ぜひ考える時間を持ってみてください。
「Flagshipをつくろう!」オンライン説明会、次回は2月11日(土)と2月12日(日)開催です!
では、今日も1日お元気で。
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